つちまる@tcdtkhsです。
みなさん節約頑張ってますか?
もうすぐ2018年が終わるということで、家計簿を付けられている方の中には今年1年間の総括をしようと思われている方もいるかもしれませんね。
さて今回は、家計簿の付け方について。
家計簿をつけている方なら一度は「家計の理想の内訳」について聞いたことありますよね。
この記事では家計簿をつける上での「理想の内訳」の落とし穴について説明していきますね。
結論だけ簡潔に言いますと、理想の内訳は自分のライフスタイルに合致しないのでそこと照らし合わせてはいけない、ということです。
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よく聞く「家計の黄金比率」とは
節約本とかを読んでいると、家計簿のそれぞれの項目の目安となる割合に収めましょう、ってありますよね。
家賃なら手取りの3割未満、食費なら○万円まで、などなど。
消費・投資・浪費・貯蓄の比率を厳密に決めるように書かれている書籍も中にはあります。
ここからは世に出回っている理想の内訳をアテにしてはいけない理由について書いていきます。
理想の内訳はあくまで一般的な理想でしかない
さてここで、その家計の理想の内訳の正体は何なのか、というところです。
この正体は、世間一般の理想的な数値です。つまり、算出している人が「こういう支出だったら上手くやりくりできるよね~」という感じではじき出している数値でしかないのです。
もちろんその算出している人はファイナンシャルプランナーなど、お金のプロの人たちなのでそれなりの根拠はありますよ。
けど、その”一般的”があなたのライフスタイルに適合しているかどうかは全くの別の話。
同じ所得でも東京と名古屋の人では家賃にかかる費用は全然違うので理想の割合に当てはめるのはかなり難しいです。
住んでいる場所だけでなくあなたが置かれている状況、趣味嗜好でもかなり変わってきます。
支出に左右しうる項目の一例
- 男性か女性か
- 結婚を考えているか否か
- お金のかかる趣味はあるか
- 毎日定時上がりか残業が多いのか
- 車が必須かそうでないか
などなど、みんながみんな”一般的”に当てはまることはまずありません。
というよりは、算出したファイナンシャルプランナーさんも恐らくこの通りに収められる世帯があるとは思ってないのではないでしょうかね。
家計簿をつけるときは自分の理想を決めること
じゃあその割合無しで家計簿を見直すときはどうしたら良いのか、という話ですよね。
まずはその割合を一回手放して、自分の理想となる内訳を決めるようにしましょう。
理想の家計の内訳を決める手順は2つ
- 自分のミニマムライフコストを算出する
- 項目によって決められない場合は一般的な内訳を参考にする
それぞれ詳しく見ていきますね。
まずはミニマムライフコストを算出しよう
とにもかくにも自分の理想を決める上でミニマムライフコストの算出は欠かせません。
別記事でも書いていますが、ミニマムライフコストは「自分が生きていくうえで必要最小限の支出」。
そのためこの支出が自分にとっての理想の家計簿と言っても過言ではありません。
家賃などの月々の変動が無い項目もあれば、電気ガスなどといった変動費は過去の請求に遡って平均を算出したり、など。
まずは自分が毎月いくらあれば生活できるのか、算出してみましょう。
自分で決められない項目は一般的な理想を参考にする
とはいえ実際にはミニマムライフコストを全項目自分で算出できない場合もあると思います。
食費とかは特に難しいですね。自炊している人であれば野菜の高騰とかもありますし。
そういう場合は”一般的な理想”を参考にしてみましょう。あくまで、”参考に”ですよ。
一旦この数値で仮決めして、実際の支出と照らし合わせながら自分の理想値に矯正していく、という方法でもいいです。
一般的な理想は丸呑みするのはかなり危険ですが、それでもプロの方が算出した数値なのでいい目安にはなります。
一般的な理想の内訳を参考にするときは、自分のライフスタイルに最も近いケースを参考にすること。
一般的な理想も最近は色んなパターンで算出されていますからね。
ミニマムライフコストを決めたら、あとは毎月付けている家計簿と照らし合わせて修正を繰り返していくだけです。
まとめ
というわけで今回は、世に出回っている理想の家計の内訳について書いてみました。
これを機につけた家計簿を一般的な理想に当てはめるのは辞めて、自分の決めた理想を基に節約生活を実行していきましょう。
- ライフスタイルがそれぞれ違うのに世間一般の理想に当てはめるのは無理がある
- 家計簿をつける上で大事なのはまず自分の理想となる家計の内訳を決めること
- 理想の家計簿をつくるときはミニマムライフコストを算出する。自分ではじき出せない項目があった時に”一般的な理想”を参考にする
何より世に出回っている数字よりも自分で自分の理想を決めたほうが納得できます。
ぼくもミニマムライフコストを算出してからは、家計簿で思ったより高くついても「ま、こんなことがあったしな」くらいで過ごすことができるようになりました。
世間を気にせず、あなたの理想のライフスタイルを実現しながら節約生活に励みましょう。