お金を使わない日があるとほっこりします、つちまる@tcdtkhsです。
いかにして我慢することなく節約できるのか、日々工夫をしながら過ごしています。
さて、どんなことにおいても目標が重要であるように節約においても目標設定は重要になってきます。
けど、節約の目標ってどうやって立てるの?と悩まれる方はいると思います。
この記事では、節約目標を立てるのに必要なミニマムライフコストについて書いています。
- 節約目標を立てる前にミニマムライフコストを立てるべき理由
- ミニマムライフコストの立て方
Contents
節約する前に”ミニマムライフコスト”を立てよう
突然ですが質問です。
あなたが最低限の生活をするのに必要なお金は月にいくら必要ですか?
多分ですが大半の人が計算したことが無いと思います。
ぼくも今年の初めまで計算したことは無かったです。
ミニマムライフコストとは
ミニマムライフコストとは、四角大輔さんの著書「自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと」の中に記されている、「生活する上で最低限必要なランニングコスト」のことです。
お金から自由になるために、”ミニマムライフコスト”という発想を持とう。
一年間生活するうえで、最低限必要なランニングコストはいくらか。
自分一人、または家族が健康的な食事をして、快適に眠る場所を確保する。そのためだけにいくらあればいいのか。
それさえ把握しておけば、ここぞという時に思いっきり責めることが出来る。
「失うことが”何となく”怖くて」人は挑戦できなくなる。
自分が贅沢をせずに、かつ無理な我慢をせず健康的に過ごすために必要な最低限の費用はいくらなのか?
これを算出するのが節約の目標設定の第一歩といえます。
ミニマムライフコストを算出すべき理由
ではなぜ、節約の目標設定をする前にミニマムライフコストを立てる必要があるのか、です。
ミニマムライフコストは自分が生活する最低限必要な支出。つまり、この最低限を知っておかないと自分がいくらまで支出を下げられるのか分からないからです。
ここからは詳しく説明していきます。
ミニマムライフコストは目標金額の指標になる
ミニマムライフコストを把握しておくことで節約の際の目標金額の指標となります。
ぼくの中でミニマムライフコストは、100点満点の節約をした時に到達できる金額だと思っています。
実際にミニマムライフコストを設定したとしても、どうやってもこの金額をオーバーしてしまいます。
- 急に誘われた飲み会
- 野菜価格の高騰
- 外食することになった
- 光熱費が予想以上にかかってしまった
- 季節家電の使用
などなど、ミニマムライフコストより支出が増えてしまう要因はいくらでもあります。
しかし、その予想外の要因を一つ一つクリアしていけば、ミニマムライフコストに近づけることは可能になります。
節約金額の根拠を決めることが出来る
支出の最低限の金額を決められたということは、削るべき項目が見えてくるはずです。
逆にやみくもに節約金額を決めた場合、無理な節約を余儀なくされる可能性があります。
例えば、手取り収入15万円の人が13万円で生活するという目標を立てたとします。
しかしその人のミニマムライフコストは14万円。
するとどうなるかと言うと、節約目標金額がミニマムライフコストよりも1万円少ないので
- ミニマムライフコストを下げる
- 本来の生活に必要な支出を無理して抑える
の二択を強いられることになってしまいます。
上手くやりくりしてミニマムライフコストを下げられればいいのですが、それを下げれなかった場合、節約のために無理な我慢をせざるを得ません。
このことから、ミニマムライフコストの算出をせずに節約目標金額を設定してはいけないのです。
ミニマムライフコストを算出してみよう
節約の目標を立てる上でミニマムライフコストの大切さを理解していただけたところで、次に実際にミニマムライフコストを立ててみましょう。
ぼくが以前に算出したミニマムライフコストを参考にしながら説明していきますね。
つちまるのミニマムライフコスト
ぼくもこのミニマムライフコストを過去に算出し、別のブログで公開したことがありました。
固定費
- 家賃:39,000円
- 電気:4,400円
- ガス:3,800円
- 水道:3,200円
- インターネット:5,300円→4,800円(算出中に見直しました)
- スマホ:2,800円
- ブログサーバー代:1,600円
- ガソリン代:9,000円
- 自動車保険:6,000円
- 住民税:19,500円 ※2か月ごとに39000円支払い
固定費計:94,300円
変動費
- 食費:30,000円
- 書籍:4,000円
- 服:3,000円
変動費計:37,000円
合計:131,300円
2018年1月に算出した時点でのミニマムライフコストは13万円ちょっとです。
ミニマムライフコストで暮らすことが出来れば十分に黒字の数字をたたき出すことが出来ます。
ミニマムライフコスト算出の注意点
ここでぼくがミニマムライフコストを算出する上で注意した点について書いていきますね。
消費の部分に焦点を当てて計算する
家計をつけるうえではどんな項目であっても消費・投資・浪費の三つに分けられます。
ぼくはミニマムライフコストを算出に当たって、消費の部分にだけ焦点を当てて算出しました。
投資と浪費は意外と境界線が曖昧だったりしますし、なにより無くても生きていけるからです。
そのため自分の消費したものを徹底的に洗い出した上でミニマムライフコストを算出しました。
ミニマムライフコストは切り詰めた生活を想定するのではない
ミニマムライフコストの意味として、「最低限の生活をする」とあります。このことから切り詰めた生活をしないといけないのか?とイメージされるかもしれませんね。
けど、それはちょっと違います。
そもそも切り詰めた節約は身を滅ぼすだけですし、すぐに実行に移すのは非常に難しいですよね。
まずは自分の今の生活を維持する上での最低限のコストを計算してみましょう。
「車にお金がかかっているな」と思っても、手放す前にまず車を維持するのに必要なコストを算出します。
高価なものを買ったローンの返済があるのであれば、それも含める必要があるでしょう。
ミニマムライフコストが高いと思ったら、後から下げる方法を考えればいいのです。
ミニマムライフコストは定期的に見直すようにしよう
今回ミニマムライフコストを載せる途中で、一か所だけ下方修正しています。
少し前にネットのオプションサービスを解約したので、月々のネット代が若干安くなったのです。
このように、ミニマムライフコストは度々変動します。
そのため、定期的にミニマムライフコストを見直し、それを基に節約プランを立て直すのがいいと思います。
定期的に見直すことで、無理のない節約プランを実行できるようになります。
まとめ
というわけでミニマムライフコストを算出する重要性について説明していきました。
自分が毎月いくら使っているかを把握している人は多いと思います。
そこに新たにミニマムライフコストを算出することで自分がどれだけ支出を削ることが出来るか、手段が見えてきます。
- 自分の最低限の支出が分かるので節約プランを立てやすくなる
- そしてそのプランの根拠が分かりやすくなる
- 具体的にどの項目を削るべきか見えてくる
- ”生きていける最低限”ということで、消費の項目にだけ焦点を当てる
- 税金を含めるのも忘れずに
- 最低限と言っても、切り詰めた生活を想定しないこと
- ミニマムライフコストは定期的に変わるので、適宜見直すこと
節約する上で目標設定は間違いなく欠かせないことです。
しかし、その目標を設定する上でミニマムライフコストは重要な指標となります。
「そのミニマムライフコストを下げたいんだけど」という人は、下げるポイントについて別記事で書いているのでこちらをどうぞ。
まずは、自分が最低限の生活をするのにいくら必要なのか、算出してみましょう。