毎日車に乗る人にとっては、ガソリン代がかなりかさみますよね。
そのガソリン代を少しでも安くできないものか、と思われる方は多いでしょう。
そんなあなたに向けてガソリンを安くするにはどうすればいいのか、という記事は既に書いています。
↓ENEOS、昭和シェル、出光でガソリンを安く購入する方法は??↓

それぞれのガソリンスタンドで最も安く買える方法の概要がこちらになります。
<記事の概要>
- ENEOS:ENEOSカードPタイプ+ENEOSでんき利用(30P/1000円+1円/ℓ)
- 出光:まいどプラスカード(2円/ℓ)
- 昭和シェル:シェルPontaクレジットカード(2円/ℓ)
今回の記事では、これよりもさらに安くなる方法は無いの??にお答えします。
車に乗られるみなさんは一度はガソリンスタンドで「宇佐美」っていう赤文字の大きな看板を見たことありますよね??

この宇佐美と提携しているガソリンスタンドを利用すればさらにいくらかガソリン代を下げることが出来るようになるのです。
この記事では宇佐美を利用するだけでいくら安くなるのか、そして宇佐美会員に入ることでどんな特典があるのか、と言う点についても解説していきますね。
Contents
ガソリンスタンドの看板にある宇佐美ってなぁに??
まず「宇佐美」とはどんなものなのか、説明していきますね。
宇佐美というのは、株式会社宇佐美鉱油が運営しているガソリンスタンドの系列店のことを指します。
エネオスや出光など、宇佐美は様々なガソリンスタンドと提携している
系列は日本全国に展開しており、複数のガソリン元売り会社と契約しているため、同じ宇佐美でも違うブランドで経営していることもあります。
契約しているブランドは2018年10月に調べた限り、以下のものを確認できています。
- ENEOS
- 出光
- 昭和シェル
- キグナス
- Mobil
全国の店舗を調べてみたところ、大半はENEOSか出光で昭和シェルは少数、キグナス・Mobilはほんの数店舗程度だけでした。
この宇佐美の会員に登録したうえでガソリンスタンドを利用することで、うさっぴーポイントというものが還元されます。
更にそのポイントをガソリン代に充てて割引を受けたり、宇佐美会員用ポイントサイト「Usappy」を利用して色々な買い物をしたりお得に活用することが出来るようになります。
宇佐美の会員制度「Usappy会員」について
宇佐美の会員制度である「Usappy会員」に登録すれば、宇佐美のガソリンスタンドを利用することで利用額に応じてポイントという形で還元されます。
そのポイントでガソリンが安くなったり、別のポイントに交換出来たりとお得に活用できます。
ちなみに会員になることで会員カードが渡されます。

↑このようなカードが渡される。ちなみにずっと車の中で保管していたためか、カードが日焼けして焦げてしまっている
ガソリン補給の際に利用するときは、スタンドの機械にカードを読み込ませれば、利用額に応じてポイントが付与されるようになります。
ただしもしあなたがキャッシュレス派であれば、あなたが利用しているクレジットカードを会員カードと紐づけしてくれるので、カードは不要です。
精算するクレジットカードだけを提示すればそのクレカのポイントに加えてUsappyポイントも一緒に付与されるようになりますよ。
ちなみにぼくは持っているENEOSカードにUsappy会員を連携しています。
宇佐美のガソリンスタンド利用でいくら安くなるのか??
さてここで気になるのが、宇佐美のスタンドを利用することで実際にいくら安くなるのか、という話です。
宇佐美会員(以下Usappy会員)で宇佐美のスタンドを利用することでブランド店の割引に加えてさらに割引を受けられます。
計算についてはあくまでぼくのライフスタイルがベースなので参考程度にしてくださいね。
Usappy会員に登録することで得られる2つの特典
まずUsappy会員に登録することで、Usappyカードというものがもらえます。
こちらのカードを利用して宇佐美スタンドを利用することでポイントがもらえるという仕組みなんですね。
- 1ℓ給油ごとに1ポイント(1pt=1円相当)
- 宇佐美系列店でカー用品購入で1ポイント/100円
というポイント制度となっています。
つまり、125円/ℓの軽油を給油すれば還元率0.8%、145円/ℓのガソリンを給油すれば還元率0.69%となります。
この数値だけ見るとあまりおいしくない還元率かもしれませんが、ポイントはこれに加えて各ブランドの割引サービスと併用できてしまうんです。
各ブランドのサービスと併用できるのでポイントを二重取りできる
宇佐美を利用する上で重要な点としては、冒頭で説明した各ブランドで割引できる方法との併用が出来ることなんです。
つまり、昭和シェルのPontaクレジットを利用した場合、2円/ℓ引きに加算してさらに1円/ℓ引き、つまり合わせて3円/ℓの割引を受けられることになります。
ENEOS、出光、昭和シェルに宇佐美の還元率を合わせた場合、こうなります。
ブランド割引 | +Usappy会員 | |
ENEOS (ENEOSでんき割付) |
30円/1,000円+1円/ℓ | 30円/1,000円+2円/ℓ |
出光 | 2円/ℓ | 3円/ℓ |
昭和シェル | 2円/ℓ | 3円/ℓ |
※実際には1P=1円相当のポイントという形で還元されます
ENEOSについてはちょっと分かりにくいですが、給油した金額1,000円ごとに30ポイント(100円以下切り捨て)に加えて給油量に応じて割引になる感じです。
Usappyカード利用により1年間で安くなる金額は??
1年間宇佐美のスタンドだけを利用すると仮定した場合、実際にいくら安くなるのか計算してみました。
ちなみにぼくの毎月のガソリン補給量は50リットル程度。
この数字を基に計算していきます。
50ℓ/月×12(ヶ月)=600ℓ/年
1ℓで1円引きなので、年間で600円安くなる、という計算になります。
通常よりもさらに安くなる、という意味ではありがたいですが、わざわざ宇佐美のスタンドを利用するのにはちょっと効率悪いですね。
生活圏にあるならそこを使った方がいいのは間違いないですが、ちょっと距離がある場合は給油のためにはるばる行くのはスマートではない金額です。
宇佐美ガソリンスタンドでカー用品を購入すればさらにポイントが付く
Usappyポイントが付くのはガソリン補給だけではありません。
スタンドで販売されているカー用品を購入することでもポイントが付きます。
この時に還元されるポイントは100円ごとに1ポイント。還元率にして大体1%ですね。
クレジットカードにUsappyを紐づけしているのであれば、これに加えてクレカの還元も上乗せされるのでさらにお得にお買い物が出来るようになります。
Usappyポイントの3つの使い道
続いてUsappyポイントの使い道についてです。
宇佐美でガソリンを補給したり、カー用品を購入することで貯めたポイントはいろんなことに使えます。
- ポイント利用によりガソリンが安くなる
- 宇佐美のオンラインショップ「うさマート」で使える
- 電子マネーなどに1P=1円相当で交換できる
電子マネーについてはいずれも最低金額500円から交換できます。
ちなみに電子マネーは以下のものに対応しています。
<Usappyポイントで交換できる電子マネー>
- Edy
- nanaco
- Amazonギフト券
- iTunesポイント
- JCBギフトカード
電子マネー交換のレートがいずれも1P=1円相当なのはありがたいところですが、一番使い勝手がいいのはガソリンを安くするような使い道でしょう。
そんなにザクザクたまるポイントではないため、ガソリン代に充てて安くした方が使いやすいですね。
決済機能付きのUsappyカードプラス+はお得なのか??
一方でUsappyのクレジットカード「Usappyカードプラス+」というものがあります。
要するにUsappy会員のクレジットカード版です。
こちらに関しては宇佐美が提携しているブランドによって良し悪しがかなり変わってきます。
まずUsappyカード+は、カード決済時の還元率が100円ごとに1ポイントとなっています。
加えて先述のUsappy会員の特典(ガソリン1ℓごとに1ポイント)が加わります。
還元率は1%相当なのでクレジットカードとしては悪くないのですが、考慮すべきことはブランド特有の割引制度が使いにくくなってしまうという点です。
ここからはENEOS、出光、昭和シェルでUsappyカードプラス+を使った場合とそうでない場合の比較をしてみます。
ENEOSでUsappyカードプラス+を利用する場合
ENEOSカードに関しては、会員カード単体というものは無く、全てクレジット決済付きのものとなります。
そのため、決済機能を備えたUsappyカード+を使うとENEOSカード全般使えなくなります。
加えて、ENEOSでんきでの割引はENEOSカードの利用が条件なので、こちらも使えなくなります。
ENEOSカード以外でENEOSの割引を受ける方法としては、Tカードがあります。
しかしTカードの場合だと200円ごとに1ポイントと、かなり還元率が落ちます。
というわけで以下の条件で比較してみました。
ガソリン20ℓ、2,900円分(145円/ℓ)を補給した場合
割引額 | 2,900円補給時の割引額 | |
ENEOSカード+でんき +Usappy |
(30P/1,000円+1円/ℓ) +1円/ℓ |
(60+20)+20 =100円相当 |
Usappyカード+ +Tカード |
(1円/ℓ+1P/100円) +1P/200円 |
(20+29)+14 =63円相当 |
結論:ENEOSカード利用時の方が66円相当もお得!
ガソリンを20ℓ補給した場合、ENEOSカードを利用した方が37円お得になることが分かりました。
ちなみにENEOSでんき割引を加味しない場合、割引額は80円相当となりますが、いずれにしてもENEOSカードで決済した方がお得ということになります。
出光でUsappyカードプラス+を利用する場合
出光で補給するときに最もお得になるのが、まいどプラスカードを利用するとき。
割引額は2円/ℓとなります。
出光カードもENEOSカード同様にクレジット機能無しタイプは無いので、別のポイントカードで割引をする必要があります。
出光と提携している代表的なポイントカードは、楽天ポイント。「出光楽天ポイントカード」というものがあります。
ちなみに出光楽天ポイントカードの還元率は1P/2ℓ(1P=1円)
今回はUsappyカード+と出光楽天ポイントカードを併用した場合について比較してみます。
ガソリン20ℓ、2,900円分を補給した場合
割引額 | 2,900円補給時の割引額 | |
まいどプラスカード +Usappyカード |
2円/ℓ+1円/ℓ | 40+20 =60円相当 |
Usappyカードプラス +出光楽天カード |
(1円/ℓ+1P/100円) +1P/2ℓ |
(20+29)+10 =59円相当 |
結論:割引額はほぼトントン
どちらのパターンでもそんなに変わらないことが分かりました。
ただ、Usappyカード+の方がまいどプラスカードよりも普段使いでの還元率が高いですし、楽天ポイントも貯められるという点から考えると、後者の方が使い勝手がいいでしょうね。
昭和シェルでUsappyカードプラス+を利用する場合
昭和シェル利用の際にお得になるのが、「シェルPontaカード」。
オススメなのはクレジット機能付きですが、こちらはクレジット機能なしタイプもあります。
クレジット機能なしの場合は、還元率は1ポイント/ℓ(1P=1円)と、クレジット機能付きに比べると落ちてしまいます。
と言うわけで以下の条件で比較してみました。
ガソリン20ℓ、2,900円分を補給した場合
割引額 | 2,900円補給時の割引額 | |
シェルPontaクレジット +Usappyカード |
2円/ℓ+1円/ℓ | 40+20 =60円相当 |
Usappyカードプラス +シェルPonta |
(1円/ℓ+1P/100円) +1円/ℓ |
(20+29)+20 =69円相当 |
結論:Usappyカード+とシェルPontaを組み合わせたときの方が9円安い
昭和シェルに関しては、Usappyカードプラス+を使った方がお得ということが分かりました。
Usappyカードプラス+についてまとめ
というわけでUsappyカード+は利用した方がお得か?という件については以下のようになります。
- ENEOS→ENEOSカードで決済した方がお得
- 出光→ほぼ同額。ただしUsappyカード+の方が使い勝手がいい
- 昭和シェル→Usappyカード+の方がお得。ただし店舗少ないのでカード発行については考慮すべき
自分がよく使うガソリンスタンドはどこなのか、でお得な方法も変わるのでこれを参考に自分に合った決済方法をしてみてくださいね。
まとめ
宇佐美のガソリンスタンドについてまとめていきますね。
- 宇佐美は複数のガソリン元売り会社のブランドと契約しているため、宇佐美と提携しているスタンドであればどのブランドでも同じサービスを受けられる
- 宇佐美のポイント制度(Usappy)に加えて、そのブランドで実施している割引サービスとも併用できるので、割引効果はより大きくなる
- Usappyポイントを貯める条件は宇佐美でのガソリン給油とカー用品の購入
- Usappyポイントはガソリン値引きだけでなくオンラインショップでの利用、電子マネーなどに交換できるので、使い勝手はかなり良い
- Usappyのクレジット「Usappyカード+」は利用するブランドによってお得かどうかが変わってくる。ENEOSなら損、昭和シェルならお得
車に乗る以上どうしてもガソリン代は掛かってしまいます。
しかもガソリンはどこで補給しても一緒ですから少しでも安く済む方法で買いたいですよね。
全ての人に当てはまるお得な方法は無いので、この記事を参考にご自身のライフスタイルに合った一番お得な方法を見つけてみてくださいね。