楽天ポイント、Tポイント、Pontaポイント、dポイント、などなど最近は様々なポイントシステムが乱立しています。
そのため気が付いたら色んなポイントが中途半端に貯まっている、なんて状況では無いでしょうか。
中途半端だと使いづらいので、お得になった感じがしないですよね。
そこでこの記事では、あなたに適したポイントシステムの選び方を解説するとともに、特に人気の高い4つの中でどれが使いやすいのか、比較しました。
Contents
お得にポイントを貯めるなら二つ以内に絞ろう
最近はポイントシステムごとに様々なお得なキャンペーンをやっているので、つい色んなポイントを持ちたくなるかもしれません。
しかしポイントを貯める際は少数、出来れば二つ以内に絞った方が良いです。
その理由は二つ
- ポイントカードの管理が簡単
- ポイントが貯まるスピードが上がり、使いやすくなる
あれこれとポイントを貯めているとお得感はあるかもしれませんが、管理が大変になります。
またポイントが分散されてしまうためポイントが貯まりにくく、使いづらくなってしまいます。
そこでここからは、あなたに適したポイントシステムの選び方を解説します。
お得なポイントカードを選ぶ2つのコツ
楽天ポイント、Tポイント、Pontaポイント、dポイント、nanacoポイント、WAONポイント、等々挙げたらキリがないくらいポイントシステムがあります。
さらにお店独自のポイントシステムを導入しているところも多々あります。
これら片っ端から登録していては、半端なポイントしか貯まらず、使うのが難しいです。
そこで今からポイントカードを選ぶコツを解説します。
コツ①:あなたの生活圏に提携店舗が多いポイントを選ぼう
どんなに割引率の高いカードを持ったとしても、あなたの生活圏に提携店舗が無ければ意味がありません。
普段どんなお店を使うのか洗い出してみて、その中で提携している店舗が多いポイントシステム、それがあなたにとって貯めやすいポイントカードです。
実店舗以外にも通販サイトなどのネットサービスで提携しているポイントから選ぶのもありですね。
楽天市場なら楽天ポイント、じゃらんならPontaポイントなどのように、ネットサービスを利用することでポイントが貯まります。
コツ②:普段使っているクレジットカードのポイントと互換性があるもので決める
またあなたが普段の支払いをクレジットカードで済ませているのであれば、クレカと互換性のあるポイントを選ぶのもいいですね。
クレジットカードでの支払いは効率良くポイントが貯まります。
しかしクレジットカードの場合、ポイントを貯めたとしても特定のサービスでしか使えないというケースが少なくありません。
その一方で他の主要なポイントに交換することが可能です。
ポイ活をするうえでクレジットカードに付与されるポイントはかなりのウェイトを占めます。
そのためクレジットカードと連携できるポイントを選ぶことが重要になってきます。
楽天ポイント、Tポイント、Pontaポイント、dポイントの比較
ここからは数あるポイントシステムの中でも、特によく見かけるであろう4つのポイントを比較します。
今回は以下の項目で比較してみました。
- ポイントカード掲示時の還元率
- 利用できる店舗(コンビニ、スーパー、薬局)
- 提携している通販サイト
- クレジットカード
- スマホ決済
ポイントカード掲示時の還元率
それぞれのポイントカードを掲示した時の還元率は以下の通りです。
還元率 | |
楽天ポイント | 0.5-1% |
Tポイント | 0.5-1% |
Pontaポイント | 0.5-1% |
dポイント | 1% |
還元率についてはどこも同じような感じで、基本的に店舗によって0.5%のところと1%のところがあります。
しかしdポイントについては大半の店舗で還元率1%でした。
利用できる店舗の比較
まずはポイントシステムと提携している店舗を比較してみます。
いずれのポイントシステムとも幅広いジャンルのお店と提携していますが、今回は特に誰もが利用するであろう、スーパー・コンビニ・薬局の3つに絞って比較してみました。
提携店舗情報は2020/1/31時点のものです
スーパーマーケットで使えるポイント
ス―パーマーケットで使えるポイントシステムは以下のようになります。
利用可能件数 | 主な店舗 | |
楽天ポイント | 1件 | 大阪屋ショップ |
Tポイント | 11件 | マルエツ マミーマート タウンプラザかねひで |
Pontaポイント | 3件 | ライフ アルビス Oisix |
dポイント | 3件 | 藤崎 ライフ オークワ |
スーパーはTポイントの提携数がかなり多いです。
コンビニで使えるポイント
コンビニは以下のようになっています。
利用可能件数 | 主な店舗 | |
楽天ポイント | 3件 | ファミリーマート デイリーヤマザキ ポプラ |
Tポイント | 1件 | ファミリーマート |
Pontaポイント | 1件 | ローソン |
dポイント | 2件 | ローソン ファミリーマート |
楽天ポイントが提携店舗数が多いですが、ローソンとファミリーマートの両方で使えるdポイントも見逃せませんね。
薬局で使えるポイント
薬局については以下の通りです。
利用可能件数 | 主な店舗 | |
楽天ポイント | 15件 | ツルハドラッグ B&Dドラッグストア サンドラッグ |
Tポイント | 14件 | ウェルシア ハックドラッグ ハッピー・ドラッグ |
Pontaポイント | 1件 | トモズ |
dポイント | 12件 | ダルマ薬局 ドラッグイチワタ クスリの龍生堂薬局 |
楽天ポイントとTポイントの提携数がかなり多いです。
ウェル活をするのであれば、Tポイントは必須です。
提携している通販サイトで比較
実店舗だけでなく、通販・ネットサービスの面でも見てみました。
最近はネットで買い物をする人も多いので、この部分も見た方が良いですよ。
主な提携先サービス名 | |
楽天ポイント | 楽天市場 楽天トラベル等、楽天系サービス |
Tポイント | Yahoo!ショッピング LOHACO 食べログ |
Pontaポイント | ポンパレモール じゃらん HotPepperビューティ |
dポイント | 特になし |
楽天ポイントはネット上においては楽天以外のサービスで使うことは無さそうです。
TポイントやPontaポイントは幅広くいろんなサイトに提携している感じですね。
dポイントは実店舗での使い道はそこそこあるにもかかわらず、通販関連ではほぼ無いのが気になる所。
ポイントが貯まるクレジットカードで比較
ポイントが貯まるクレジットカードも比較してみます。
これらのポイントシステムは全てクレジットカードも発行しています。
クレジットカード | 還元率 | |
楽天ポイント | 楽天カード | 1% |
Tポイント | Yahoo!JAPANカード | 1% |
Tカード (複数種あり) |
0.5% | |
Pontaポイント | リクルートカード | 1.2%※ |
Pontaカード (複数種あり) |
0.5% | |
dポイント | dカード | 1% |
※ただしPontaポイントとして使うには交換する必要がある
基本的にクレジットカードの還元率は高いもので1%ですが、Pontaポイントが貯まるリクルートカードは1.2%と、他のカードよりもちょっとお得です。
ただしリクルートカードで貯まったポイントは逐一Pontaポイントに交換しないといけないのはやや面倒なところ。
Tカード、Pontaカードは様々な店舗から発行しているので、使い方次第では上記の数値以上の還元率が見込めるかもしれません。
スマホ決済との連動で比較
スマホ決済をすることでポイントが貯まることもあります。
ポイントシステムとスマホ決済の連携は以下のような感じです。
スマホ決済 | 還元率 | |
楽天ポイント | 楽天ペイ | 0%※ |
Tポイント | 無し (PayPayよりモバイルTカード掲示可能) |
― |
Pontaポイント | 無し | ― |
dポイント | d払い | 0.5%※2 |
※ 全店舗にて利用額の5%還元キャンペーンを実施中(3月2日まで)
※2 飲食店限定で10%還元キャンペーン実施中(3月31日まで)
最近流行りのスマホ決済には楽天ポイントとdポイントが対応しています。
そのため買い物をする店舗でスマホ決済が対応していればそのポイントシステムが非加盟店でも、ポイントが貯まったり使えたりします。
d払い利用可能な実店舗で買い物をした場合、200円につき1ポイントが付与されます。
楽天ポイントは通常時は楽天ペイで決済してもポイントが付与されませんが、現在は3月2日まで、利用額の5%が還元されるキャンペーンを実施中です。
ポイントシステムの総評
利用できる店舗及びサービスなどを踏まえると、それぞれのポイントシステムの総評として以下のようになります。
評価(5点満点) | |
実店舗での利用 | |
オンライン上での利用 | |
キャッシュレスシステム | |
総合 |
評価(5点満点) | |
実店舗での利用 | |
オンライン上での利用 | |
キャッシュレスシステム | |
総合 |
評価(5点満点) | |
実店舗での利用 | |
オンライン上での利用 | |
キャッシュレスシステム | |
総合 |
評価(5点満点) | |
実店舗での利用 | |
オンライン上での利用 | |
キャッシュレスシステム | |
総合 |
ポイントカードごとのお得な貯め方をざっくり解説
それぞれ特徴のあるポイントシステムですが、ここからは各ポイントごとにお得な貯め方を解説します。
楽天ポイントの効率良い三つの貯め方
楽天ポイントは以下の方法で効率よく貯めます。
- 楽天カードの発行
- 楽天ペイの使用
- 楽天系サービスの利用
楽天ポイントは楽天ペイで利用できることもあり、実店舗でもかなり使いやすいです。
そのためキャッシュレス・実店舗での評価は高いですが、オンラインサービスについては極端に分かれるでしょう。
楽天系サービスをよく使われる方は効率良くポイントを貯められますが、楽天系以外のサービスでは使いづらいのが難点です。
楽天系サービスの利用
楽天ポイントを貯めるのであれば、楽天系のサービスを利用することはマストになります。
逆に楽天系サービスを利用しないなら楽天ポイントを貯める理由は無いと言っても過言ではありません。
通販は楽天市場、ホテルの予約は楽天トラベル、美容院の予約は楽天ビューティ、などなど。
楽天系のサービスを使うことで楽天市場での買い物の際に還元率が最大16%にまで上がります。
楽天カードの発行
実店舗での利用やそのほかの支払いでポイントを貯めるためにも、楽天カードの発行もマストになります。
楽天カードにも色んな種類がありますが、おススメは楽天カードPINKです。
一般の楽天カードと同じく年会費無料にもかかわらず、女性に嬉しいサービスをお得な価格で利用することが出来ます。
もちろん男性も利用可能なのでご安心ください。
ゴールドカードにすべきか悩むところですが、楽天市場での買い物が年間11万円を超えるようなら、ゴールドの方がオススメです。
楽天カードについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
【期間限定】楽天ペイ利用で全店舗5%還元
またこちらは期間限定のキャンペーンですが、現在楽天ペイを利用すれば全店舗で利用額の5%相当が楽天ポイントとして還元されます。
期限は3月2日まで。
それ以降も期間限定で実施する可能性はありますが、5%も還元されるのはめったに無いので、楽天ポイントを貯めている方は、利用しないと損ですよ。
楽天ポイントの貯め方については、こちらの記事で詳しく解説していますので併せてどうぞ。
Tポイントの効率良い三つの貯め方
Tポイントを効率よく貯めるには以下のポイントを抑えましょう。
- 通販サイトはYahoo!ショッピング
- クレジットカードはYahoo!Japanカードを使用
- 実店舗での使いやすさを活かす
実店舗で最も使いやすいシステムがTポイントと言っても過言では無いでしょう。
スーパー・コンビニの提携数が最も多く、ウェルシアを始めとした薬局でも利用できるところは多いです。
Yahoo!系列のサービスでポイントが貯まるのは大きいですね。
個人的にはPayPay払いでTポイントが貯まったり使えたりできたら、文句なしです!
通販サイトを使う時はYahoo!ショッピングをメインに使う
Yahoo!ショッピングで買い物をすれば、購入額の1%がTポイントとして還元されます。
Tポイントを貯める際はYahoo!ショッピングを利用して買い物をした方が効率よく貯まるのです。
クレジットカードはYahoo!Japanカードを使用する
Tポイントを貯めるのであれば、クレジットカードはYahoo!Japanカードを使いましょう。
Tポイントが貯まるクレジットカードは色々ありますが、大半のカードは還元率0.5%と低めのものばかりです。
しかしYahoo!Japanカードは還元率が1%と他のカードに比べて高めとなっています。
更にYahoo!ショッピングおよびLOHACOで買い物をした場合、2%分のTポイントに加えて1%分のPayPay残高が還元され、ポイントの二重取りが可能です。
Tポイントには影響ありませんが、PayPayを利用される際にもメリットが大きいですよ。
スーパーやコンビニなどでの提携数の多さを活用しよう
またTポイントはスーパーやコンビニなど実店舗での提携が非常に多いため、普段の買い物でも貯めやすいです。
そういうお店が近くにあるのであれば、Tポイントを貯めるチャンスは多いはずです。
Tポイントを貯める上で欠かせないのが薬局のウェルシア。
“ウェル活”といって、毎週月曜日に買い物をすれば、Tポイントの付与数が2倍になります。
2020/2/1時点でのオススメの組み合わせ
還元率 | |
楽天ペイ | 5%(楽天ポイント) |
Yahoo!Japanカード | 1% |
Tポイント | 2%(=1×2倍) |
合計 | 8% (楽天ポイント5%+Tポイント3%) |
楽天ペイとも提携しているウェルシアで買い物をすれば、5%分の楽天ポイントもゲットできて、よりお得になります
Pontaポイントをお得に貯める二つの方法
Pontaポイントを貯めるのであれば、以下の二つの方法がオススメです。
- リクルートカードの利用
- HotPepper系サービスの活用
リクルートグループと連携できるPontaですが、実店舗での利用は他のポイントシステムに比べると不便かな、という印象です。
Hot Pepper系のサービスでポイントが貯まり、さらにリクルートカードの還元率1.2%なのは嬉しいところですが、使い道が限られるのはもったいない。
個人的には好きなポイントシステムなので、実店舗で利用できる機会が増えると嬉しいです。
1.2%高還元率のリクルートカードでサクサク貯めよう
年会費無料にもかかわらず還元率が1.2%と非常に優秀なリクルートカードを使ってさくさくPontaポイントを貯めましょう。
10万円分の決済をした場合、1%還元クレカと比べて200円もお得になります。
この点は他のポイントシステムよりも優れている点なので、Pontaポイントを稼ぐのは割と簡単です。
HotPepper系のサービスを活用する
もう一つはリクルート系のサービスを活用することです。
- HotPepperビューティ(美容院・エステ予約サイト)
- HotPepperグルメ(飲食店予約サイト)
- じゃらん(旅行予約サイト)
- ポンパレモール(通販サイト)
美容に、旅行に、グルメに、リクルートグループは様々なサービスを展開しているので、ネットでポイントを貯めるのも難しくないです。
意外と穴場なのはポンパレモールの買い物であればPontaポイントが利用額の3%も還元されること。
楽天市場の場合、楽天カードで決済したり他の楽天系列のサービスを利用することで還元率が上がりますが、ポンパレモールはそういった条件が無くても適応されます。
もちろんポンパレモールの買い物の利用額をPontaポイントに充てることもできるので、貯めたポイントはポンパレモールで消費するのもいいでしょう。
dポイントをお得に貯める三つの方法
dポイントを貯めるのであれば、以下の方法がオススメです。
- dカードの発行
- d払いの利用
貯めるだけであれば「ドコモ回線の利用」が選択肢に入ってきますが、当サイトでは大手キャリアの利用は勧めていないので、ここでは除外。
キャッシュレスの面でもdカードだけでなくd払いでもポイントが貯まるのは嬉しいところです。
しかし主要なネットサービスとほぼ提携が無いのは、大きなマイナスポイント。
使い勝手は良いものの、メインで貯めるにはやや難しいポイントシステムかな、という印象です。
dカードの発行で普段からdポイントを貯めよう
dポイントを貯めるのであれば、dカードの発行は必須です。
dカードの還元率は1%、ローソンやノジマで買い物をすれば3%になります。
dポイント提携店で決済をすれば、合計2%貯められます。
d払いによる決済でもdポイントが付与される
またd払いによる決済でもdポイントが貯まります。
一時期スマホ決済と言えば様々な還元キャンペーンを実施していましたが、常時ポイント還元が実施されているのはd払いのみ。
支払い額200円ごとに1ポイントが付与されます。
そこにdカードを連携させることで、還元率1.5%が実現できます。
更にお得なことに、2020年2月1日時点で以下のキャンペーンを実施しています。
- 飲食店のランチタイム利用時に10%(2020/3/31まで)
- コンビニでの決済で10%(2020/2/16まで)
- キャッシュレス還元対象店舗での利用で最大10%(2020/3/31まで)
dカードだけでなく、d払いも活用することでポイントが貯まる速度がアップするので、dポイントを貯めるのであればすぐにダウンロードしましょう。
まとめ:効率よく貯めるなら、あなたのライフスタイルに合ったポイントカードを選ぼう
この記事のまとめに入ります。
ポイントカードにはそれぞれ特徴があり、効率よく貯めてお得に使うのであれば、あなたのライフスタイルに合ったシステムを選ぶ必要があります。
- 生活圏に提携店舗が多い
- 普段使っているクレジットカードのポイントと互換性がある
またポイントにはそれぞれ特徴があり、今回比較した4つのポイントは以下のようになります。
- 楽天ポイント:楽天系列のサービスを利用すると貯めやすい
- Tポイント:実店舗での提携数が多い
- Pontaポイント:リクルート系列のサービスを利用すると貯めやすい
- dポイント:キャッシュレスシステムが優れている
ぼくは楽天ポイントをメインで貯めていますが、誰にでも貯めやすいわけではありません。
貯めやすいポイントを選ぶには、あなたのライフスタイルから逆算しないといけないのです。
ポイントを選ぶにあたって、この記事が参考になればいいな、と思います。