今年2月に買ったカメラレンズの支払いがまだ残ってて憂鬱になっています、つちまる@tcdtkhsです。
みなさん高額なものの買い物の時は、どうやって買っていますか??
ローンを組んだり、コツコツ節約して買ったり、メルカリで安く仕入れたり、中にはリボ払いを組んででも買われる方もいるかもしれませんね。
ローンとかだと車のような100万を超える買い物くらいしか使わないと思いますが、数万円程度でもローンみたいな感じで組んで買い物が出来ることを知ってますか??
それが、ショッピングクレジットというものです。
購入するお店によっては金利0で利用できることもあるので、つい安心して使ってしまいそうになるところですが、一歩踏み間違えば大変なことになるかもしれません。
実際にぼくはカメラレンズを金利0のショッピングクレジットで購入したのですが、その経験を基にショッピングクレジットの注意点について書いていきますね。
- ショッピングクレジットの概要
- 実際にショッピングクレジットを利用してみて感じたこと
- ショッピングクレジットを上手く使うためのルールについて
ショッピングクレジットとはどんなものか
まずショッピングクレジットとはどういうものなのか、ということについての説明です。
端的に言うと、ショッピングクレジットも借金の一つということになります。
ショッピングクレジットの概要
ショッピングクレジットとは、消費者の購入代金をクレジットカードを使わずにOricoやJACCSといった信販会社がお店へ立て替え払いするシステムです。
ぼくら消費者は信販会社へ分割払いでその購入代金を返済していくことになります。
ネット通販によっては提携している信販会社を利用することで本来かかる金利(大体15.0%)をお店側負担で金利が通常よりも安くなったり、金利0で組むことが出来る場合もあります。
ちなみに金利0と謳っているショッピングクレジットがあるが、あれは本当に金利が掛からないのではなく、本来かかる金利をお店側が負担しているために消費者側は実質金利0で利用できるという意味である。
ショッピングクレジットはカードローンと比べて金利がちょっと安い
ショッピングクレジットは通常のカードローンとかに比べて金利が少し安かったりします。
こちらJACCSのショッピングクレジットの金利。

通常のカードローンが金利15%くらいに対して、JACCSの場合は10回払いまでであれば少しだけ安く利用することが出来ます。
ショッピングクレジットの金利については信販会社も公表していない所が多いのですが、ショッピングクレジットを導入している企業には分割シミュレーターを置いています。
例えばショッピングクレジットを導入している旅行会社のエスティワールドで試算すると、金利10%ちょっとだったりします。

このように、ショッピングクレジットは通常のカードローンやクレジットカードのリボ払いに比べて安い金利で買い物が出来てしまいます。
ショッピングクレジットを利用することで購入のハードルが下がる
分割払いOK、さらに金利0となると、ついお得感がありますよね。
消費者側がお得に感じられるということは、商品を購入しやすくなるということです。
つまり、ショッピングクレジットを導入することでお店の利益が上がりやすくなるということになります。
店舗側の決算事情についてはぼくは全然分からないので具体的な話はできないのですが、分割払いの金利を店側が負担してでもショッピングクレジット導入によって上がる利益の方が大きいということでしょうね。
ショッピングクレジット導入の通販サイト一例
通販サイトの中には、本来ショッピングクレジットにかかる手数料を一部(もしくは全額)負担して消費者にはデメリットが無いように見せる方法を取っています。
ではショッピングクレジットを導入している通販サイト一例をここで紹介していきます。
48回払いまで金利0のマップカメラ
デジカメの通販サイト「マップカメラ」では、48回払いまでは金利0での分割払いが利用できます。

ぼくは実際にこちらのサイトで、18-400㎜の超高倍率レンズを7万円近くで購入しました。
ということで購入しました。
その支払いは来年の2月に終わります。
dysonであれば36回払いまでショッピングクレジット金利0で利用できる
他にはdysonなんかだと、10,000円以上の購入で36回払いまでは金利0でショッピングクレジットを利用できますね。

dysonの試算では、91,000円の商品を12回払いにした場合、通常金利で購入した時に比べて6,000円程安くなるので、お得には思えます。
支払い回数の上限は異なりますが、このように店舗によってショッピングクレジットの金利が0になるようなところはあるのです。
金利0でもショッピングクレジットを利用するリスク
というわけでここまでショッピングクレジットがぼくら消費者にとってメリットがある様に思える説明をしてきました。
しかし実際にぼく自身がショッピングクレジットを利用してみて、危ないと思った点もいくつかありました。
- 財布のひもが緩むリスク
- 借金が膨らむきっかけになる
- 固定費が増えるリスク
それぞれ見ていきますね。
ショッピングクレジット利用により財布のひもが緩む
まずカードローンやクレカのリボ払いに比べて金利が低い、というお得感から財布のひもが緩んでいく感じがしました。
財布のひもが緩むということは、必然的に無駄遣いも増えていくと言っていいでしょう。
金利0であればなおさら、本来払う金額が変わらないなら分割で買った方がお得になるじゃん、ということになります。
そうなるとショッピングクレジットを使って本来であれば買わなそうなものもあれこれと買ってしまい、トータルの出費が増えてしまうこともあり得るわけです。
ショッピングクレジットは借金が膨らむきっかけになる
ぼくは過去に借金を背負った経験があるからわかるのですが、借金というのは些細な金額から始まります。
https://saving-life-cost.net/profile/
「ちょっとくらいなら借金していいかな」「これくらいなら来月には返せるから・・・」そこからどんどん膨らんでいくのです。
その「ちょっと」「これくらいなら」がショッピングクレジットでの買い物になりうるのではないか、という話です。
そしてショッピングクレジットの場合、金利が低かったり金利0だったりと、ハードルが相当低くなっています。
「どうせ支払う金額が同じなら今買っちゃおうか」これが繰り返されて支払額がかさんでいき、日常生活での支払いに支障が出てきてしまい、そしてカードローンなどの借金に手を染めてしまう、という恐れがあるのです。
固定費が増えるリスクがある
分割払いになるということは、支払い期間中は固定費が増えるということになります。
節約の基本は固定費の支出を抑えること。
固定費が増えてしまうと貯金や資産運用に回せる金額が少なくなる上に、精神的にも落ち着かなくなります。
収入が減った時、止まった時に「来月の支払いどうしよう…」なんて考えないといけないことも十分にあり得ます。
あなたの収入に何かあっても対応できるくらいの範囲でショッピングクレジットを利用するべきですね。
返済が残るのは結構ダルイ
あとは個人的な意見として、返済があとあとまで残るのは結構ダルイです。
ぼくが以前購入したカメラレンズは2019年2月に完済するのですが、今の時点で憂鬱だったりしますww
買った物の支払いをするという当然のことに対してこんな疑問を抱いてしまいます。
ショッピングクレジットを使うならルールを決める
金利0でもリスクもあるショッピングクレジットですが、それでも同じ支払金額で月々の支払いの負担が減ることを考えるとメリットはやっぱりあります。
ぼくが買ったカメラレンズも、一括で7万円支払うのはかなり購入のハードルがありましたから。
そこであなたがもしショッピングクレジットをこれから使うのであれば、自分なりにルールを決めて使うといいでしょう。
ちなみにぼくもショッピングクレジットを使う上でルールを決めてみました。
<ショッピングクレジットのマイルール>
- 完済までは別のショッピングクレジットは組まない
- 分割払いは12回払いまで
- 金利0のところだけ利用する
完済するまでは別のショッピングクレジットは組まない
まずぼくはカメラレンズの支払いが終わるまでは別のショッピングクレジットは組まないと決めました。
あれもこれもとたくさんの物をショッピングクレジットを組んでしまうと、毎月の支払いがかさんでしまい、日常生活に支障をきたしてしまうと考えたからです。
借金で怖いのが、「ちょっとだけ」が積み重なって気が付いたらめちゃくちゃ膨らんでいた、という状態。
既にぼくはこれを経験済みで、もうこりごりなので一つのものが完済するまでは別のクレジットは組まないと決めています。
次にショッピングクレジットを組むときは支払い回数の上限を決める
カメラレンズ購入を機に支払い回数の上限も12回までと決めました。
モノに関しては、一年くらいであれば価値を感じながら利用できるとカメラレンズを買ったときに思ったので、気持ち的に割り切れるということで12回としました。
12回払いまでで、毎月の支払いが負担にならなさそうなものを購入するようにします。
金利0になる所だけで買い物をする
販売価格以上で購入するのはお金の無駄なので、金利0になる所だけで買い物をします。
例に挙げたマップカメラ、dyson以外でも金利0で購入できる店舗・通販サイトは結構多いです。
せっかく金利0で買い物できるのに、敢えて金利が掛かる所で買い物をするメリットは無いですからね。
欲しいものがあって、どうしても金利0にできないときは、諦めてコツコツ貯めて買いましょうね。
まとめ
というわけでショッピングクレジットは金利0でも注意が必要です。
- 財布のひもが緩んでしまい、支出が増える恐れ
- 借金が膨らむきっかけになる
それでもトータルの支払う金額が同じで月々の支払額が軽くなるのはありがたいことですよね。
なので、ぼくがマイルールを決めたみたいに上手く使って欲しいものを手に入れるようにしていくのがいいですね。