つちまる@tcdtkhsです。
これから寒くなってきます。みなさんは防寒対策、何かしてますか?
ぼくの方も防寒グッズを買いそろえたりと、色々と手は打っています。
その一つとして、窓にプチプチを貼ってみました。
プチプチを貼ると暖かくなるって一度は聞いたこと無いですか??
今までやったこと無かったのですが、今回はそれが本当に効果あるのか、検証してみました。
Contents
窓にプチプチを貼ると暖かい原理について
まずなぜ窓にプチプチを貼ると暖かくなると言われているのか、という原理について説明します。
原理としては、空気の層をつくることによって熱が伝わりにくくなるからです。
プチプチによって空気の層が出来るので、それが断熱材としての効果を生むのだそうです。
実際に住宅の壁や天井に使われている断熱材も、空気をたくさん含んでいる構造なのだそう。
そのおかげでプチプチを貼るとお部屋の中が暖かくなる、と言われてるんですね。
室温と外気温の差はどのくらい??
まずは窓に何もしなかった場合、外の気温と部屋の中でどのくらい気温差があるのか、調べてみました。
部屋の内外の温度を測れるように温度計をセットして3日間、7時前・8時前・9時前の3つの時間帯に確認してみました。
<7時前>
<8時前>
<9時前>
3日間の計測結果
室内温度 | 外気温 | 差 | |
7時前 | 15.5 | 13.9 | 1.6 |
8時前 | 12.3 | 10.8 | 1.5 |
9時前 | 13.5 | 13.2 | 0.3 |
外の温度と室内温度にあまり差は無いように思えます。
実際にプチプチを窓に貼ってみた
外気温と室内温度の差を測定したところで、次に窓にプチプチを貼ってみました。
最近では緩衝材としてではなく、窓に貼る専用のプチプチも販売されています。
窓に貼る専用の方が窓に貼りやすいようになっています。
今回はこちらを購入。
こちらを実際に家の窓に貼ってみました。
窓にプチプチを貼るやり方
ではこのプチプチどうやって貼るのか?
やり方はとっても簡単です。
窓にプチプチを貼るにあたって準備するもの
準備するものは以下のものです。
<準備するもの一覧>
- 窓掃除用の洗剤および雑巾
- カッターナイフとか、切るもの(プチプチシートを加工する)
- メジャー(今回は見当たらなかったので差し金で代用)
- 霧吹き(中身は水、これで今回は貼る)
ちなみに潰した段ボールは、カッター台の代用として使いました。
水を入れる霧吹きさえ用意すれば、家にあるものだけで貼ることが出来ます。
プチプチの貼り方
プチプチの貼り方についてです。
手順としてはこんな感じです。
- 窓の掃除をして、きれいにする
- プチプチシートを窓の大きさに合わせてカットする
- 窓全体を霧吹きで水を掛ける
- プチプチシートを貼り付けていく
- 窓の下の方に吹きかけた水が垂れているので、それを雑巾でふき取る
プチプチシートをカットする作業が地味に大変ですが、やること自体はどれも簡単なことです。
窓の錠などでどうしてもうまく貼り付けられないときは、その部分だけ加工してシートが窓から浮かないように工夫しましょう。
プチプチシート完成写真
というわけで無事出来上がりました。
掛かった作業は、大体15分くらい。
南側のお部屋の窓は、まさかの足りませんでしたww
キッチンの窓も手を付けられていないので近日中に追加購入予定です。
プチプチが貼ってある状態で温度を測定してみた
窓にプチプチ をしっかり貼った状態で、もう一回温度を測定してみました。
<7時前>
<8時前>
<9時前>
室内温度 | 外気温 | 差 | |
7時前 | 17.3 | 14.5 | 2.8 |
8時前 | 16.8 | 15.0 | 1.8 |
9時前 | 17.5 | 16.2 | 1.3 |
プチプチを貼る前と貼った後の室内温度と外気温の差における比較結果がこちら
貼る前 | 貼った後 | 差 | |
7時前 | 1.6 | 2.8 | 1.2 |
8時前 | 1.5 | 1.8 | 0.3 |
9時前 | 0.3 | 1.3 | 1.0 |
いずれも若干ではありますが、シートを貼った後の方が気温差が大きいことが分かります。
結論:窓にプチプチを貼ることで温度は上がるが、大きな差は見込めない
今回の計測結果としては、計測したどの時間帯でもプチプチシートを貼った方が温度が高いことが分かりました。
しかし温度が高いとは言っても、大体1℃くらいの差しか無いので体感温度にはほとんど影響がないという感じ。
実際にシートを貼った後にお部屋の中が暖かいと感じたことは無いですからね。
プチプチを貼ることで電気代はいくら安くなるのか
ではプチプチを貼ったことによる電気代の影響はどうでしょうか。
プチプチによって1℃温度が上がるということは、裏を返せば暖房で1℃温度を上げる必要が無くなるということです。
ちなみにエアコンの設定温度を1度下げると10%もの消費電力を節約できると言われています。
参考:エアコン暖房の適性温度の目安は20度?暖かく過ごす5つのポイント|エネチェンジ
実際にエアコンの設定温度を1度下げるとどれだけ電気代を節約できるのか、試算してみました。
エアコン温度を1度下げればどれだけ安くなる??
暖房を以下の条件で使用した時、電気代がどのくらいになるのかまず計算してみます。
<暖房の使用条件>
- 毎日18-24時の6時間使用
- 暖房の使用期間は12月1日から3月31日まで、4か月間(約120日と仮定)
- 使う暖房の消費電力は690W
- 1kWh当たりの単価は27.0円で計算
これらの条件で簡潔に電気料金を計算してみました。
ちなみに電気料金の計算に使ったサイトはこちら。
参考サイト:電気料金計算
計算した結果、4か月間で暖房だけで13,413円も掛かることが分かりました。
エアコンの設定温度を1度下げたら単純計算10%下がると言われているので、電気代は1,341円安くなることになります。
ちなみにプチプチシートの価格が大体そのくらいなので、1シーズンであれば節約した電気代とトントンに、2シーズン目以降も使いまわせばその分だけ節約できることになります。
そこからさらに電気代を下げるのであれば電力自由化による電気会社の乗り換えがオススメ。
我が家もENEOSでんきに乗り換えて電気代を下げています。
https://saving-life-cost.net/electronic_free/
窓にプチプチシートを貼る効果まとめ
というわけでまとめに入ります。
- プチプチシートを貼ることで1℃くらい温度が上がった
- 電気代に換算すると、1シーズン辺り1,300円くらいの節約になる
- プチプチシートの値段がそのくらいなので、実際に節約が見込めるのは2シーズン目以降
今回の電気代については、あくまで試算なので暖房をもっと使うような世帯であればより一層の節約が見込めます。
ちなみに今回プチプチシートを貼るのにかかった時間は15分くらい、それで1,300円も節約できることを考えると、時給換算して5,200円です。
めちゃくちゃ割のいいバイトと割り切って、みなさんも導入してみてはいかがでしょうか。
やるかやらないかはあなた次第、けど冬の電気代を節約したいならお勧めの方法です。