つちまる@tcdtkhsです。
新生活が始まるにつれて、引越しをされる方が多くなってくるんじゃないかと思います。
しかし、引越しって時期によってはめちゃくちゃ費用が高騰することってありますよね。
繁忙期ともなるとえげつない金額を取られるだけでなく、最悪の場合、業者を確保できないなんて事態もあり得るわけです。
ちなみにぼくは、三重→栃木に引越しをした2年前に業者を確保できず、唯一見積もりが取れた業者からは40万円という価格を掲示されたという苦い経験があります。
そんな時、産廃業で働いていて毎日トラックを運転している従兄弟から
という神の手が。
無事ぼくと従兄弟で引っ越しを完了させただけでなく、結果的に引越しにかかる費用を30万円以上も浮かせることが出来たのです。
ここでは、ぼくの実際の経験から、業者の力を借りずに引越しを自力で行う方法と注意点についてまとめていきます。
Contents
業者を使わないで引越し作業が出来る4つの前提条件
自分でやると言ってもやはり素人が行う以上、難易度が高い引越しはまず不可能です。
そのため、自分で取り組む上ではある程度条件が整っていないと難しいというのが実際にやってみて思ったことです。
ぼくの経験から業者を頼んだ方がいい条件は4つ
<自力での引越しを諦めた方がいい条件>
- 自分もしくは手伝ってくれる人がトラック運転の経験者がいない
- トラックの停車場所が路肩しかなさそうな場合
- 引越し先でエレベーターを使う
- 洗濯機を持ち運ぶ戦力が確保できないとき
それぞれ詳しく見ていきますね
自分もしくは手伝ってくれる人がトラック運転の経験者は必須
まず自分もしくは手伝ってくれる人の中にトラック運転を実務で経験がある人がいない場合は、自力での引越しは諦めましょう。
はい、この時点で自力での引越しのハードルがググっと上がった気がしますね。
それくらいぼく恵まれていたんですよねぇ。
幸いにも手伝ってくれた従兄弟が仕事でトラックに毎日産業廃棄物を搬送する仕事をしていたので、この条件を満たしていました。
で、その従兄弟が言うには荷物をたくさん載せたトラックの運転って結構技術がいるらしいんですよ。
それだけでなく、後方がめちゃくちゃ視野が悪いという悪条件付きなので、「免許持ってまーす」程度のレベルでは、成り立たないと思われます。
引越し先でトラックの停車場所が路肩しかなさそうな場合
引越し先でトラックを停められる場所が見つからない場合も、辞めたほうが無難かもしれません。
ぼくの場合は幸いにも敷地内にトラック一台分なら入れそうなスペースがあったので良かったですが、トラックを停車する場所が路肩しか無い状況であればなおさら危険だな、と思いました。
慣れてない以上は時間がどうしても掛かるし、路肩に停めている場合は周囲の通行人などにも気を遣わないといけません。
絶対にできない、は言い過ぎかと思いますが、ぼくならできないなと思いました。
引越し先でエレベーターを使って運搬しないといけない場合
エレベーターを使わないと運搬できないような引越し先でも自力は辞めた方がいいでしょう。
前に住んでいたところでエレベーターを使うような家に住んでたのですが、実際にやるときってエレベーターが傷つかないように養生して、という作業が加わります。
さらにマンションに付いているエレベーターって狭いので、出入りがすごい大変なんですよね。
前の家への引越しは業者を使ったのですが、その光景を見て「自力では無理だな」と思いました。
洗濯機を持ち運べる戦力が確保できない
最後に手伝ってもらう人の戦力について。
洗濯機を持ち運ぶ戦力が確保できない場合も諦めて業者にお願いしましょう。
なので最低でも力作業ができるまではいかずとも健康体の男性二人ですかね?
男性でもご老体だったり、腰に爆弾を抱えているような人がいるとかなり難しいでしょう。
「洗濯機は現地調達だから」という荷物事情であっても、引越しそのものが重労働なので、荷物の中に洗濯機が無いとしてもそれぐらいの戦力は無いとキツイですね。
自分で引越しをするうえでの大まかな手順
では自分たちで引越しをするうえでどんな流れで進めていくのか、という話です。
大まかな流れとしてはこんな感じ
<自分で引越しをする際の手順>
- 引越し先の物件を見て、自分たちだけで行えそうか確認する
- 業者の見積もりを取る
- 業者を使わないで引越しをする際にかかる費用を算出する
- ②と③を比較してみて、③の方が圧倒的に安いのであれば必要な備品を集める
- 戦力・トラックの確保
- 荷物の梱包
- 引越し作業開始
⑥⑦は業者を頼む場合であっても大体同じなので、重要なのは①-⑤までのプロセスですね。
物件として自分で行うのが困難だったらそこで終わりですし、協力してくれる人がいなかったら成り立ちません。
だから自分で引越しをするうえでは本当に最初の工程が大事になってくるんですよね。
ちなみに業者に見積もりを取るときは、必ず複数から取るようにしましょう。
複数で取った方がその時期の相場というのが分かりやすいですし、最安値を基に自分たちだけで行う場合と比較しやすいですからね。
複数取る場合は、一括で見積もりを取ることが出来る引越しラクっとNAVIがおすすめ。
一度の申し込みだけで、複数の業者から見積もりを取ってくれます。
自分で引っ越しを行う上で必要なもの
前提条件が整い、業者無しでもできると判断できたら、次に引越しに必要なものを揃えていきます。
細かいものも含めて、必要なものはこちら
<引越しで必要なものリスト>
- 運搬用のトラック
- 段ボール箱
- ガムテープ
- 緩衝材(プチプチ)
- ブルーシート
- もう使わないような毛布
トラックのレンタルについて
トラックなんてレンタルできるのか?という疑問が出てくるかと思いますが、トラックのレンタルは出来ます。
ぼくが調べた限り、意外と普通のレンタカー屋さんで借りることが出来ます。
<トラックを借りられる業者(つちまる調べ)>
ただし返却方法はぼくが調べた限り、引越し先で乗り捨てが可能な旨の書き込みはありませんでした。
つまり借りた営業所に返却しないといけないので、引越しが終わったトラックをどうやって返却をするのかも考えた上で引越し計画を立てるようにしましょう。
ぼくの場合はトラックは従兄弟の会社が所有しているものを借りたということでその辺はやりやすかったのですが、もしあなたがトラックを運転するのであれば、引越しの荷下ろしが終わっても一旦元の場所にトラックを返却しに行くことを想定する必要があります。
その他必要な備品
段ボールは物が入るのであればスーパーからもらってきたものでも構いませんが、”引越し用”と明記されたものを購入するのがオススメ。
引越し用の方が頑丈で、重いものを入れても底抜けしないので安心です。
緩衝材(プチプチ)は割れものとかテレビなど、衝撃に弱いものを包むのに使います。
タンスとかデスクとか、大きくて壊れにくいけど周囲にぶつけやすいものは使わない古毛布などに包みましょう。
自分で引越しをするうえで想定するべき費用
続いて見積もるべきなのは費用ですね。
見積もってみた費用が引越し業者に頼んだ場合とさほど変わらないようであれば、自分で行うメリットはありません。
「じゃあ費用として何を見積もればいいの??」という話になってくるので、それについて解説していきますね。
概算を取るべきものリスト
<自分で引越しをするうえで見積もるべきもの>
- トラックのレンタル費用
- 高速道路代
- 現地までのガソリン代
- 段ボール・ガムテープなど細々とした備品
これだけを見積もればある程度的確な予算は算出できます。
2点だけ注意すべき点としては
- 高速道路代は乗用車とトラックで異なる
- ガソリン代はトラックの積載重量ギリギリまで積んでいることを想定
この辺りは抑えた方がいいでしょうね。
高速道路の費用をいつもの感覚で計算していると実際にかかる費用の方が大きいなんて事態に陥ってしまうので気を付けましょう。
ガソリン代については、載せている荷物が多いと燃費が落ちてしまうので、ある程度多めに見積もりを立てた方がいいでしょう。
つちまるが引越しに実際にかかった費用
ちなみにぼくが実際にかかった費用はこちら
高速道路代
- トラック移動:32,570円
- 乗用車移動:12,520円
ガソリン代
- トラック:14,823円
- 乗用車:5,230円
トラック費用
- 叔父の所有物により0円
その他備品
- 段ボール、ガムテープなど総額3,000円くらい
合計:68,143円
ぼくが実際にかかった費用は7万円弱程度でした。
ほとんどが高速道路代とガソリン代ですね。
この記事を読まれているあなたが引越しをしようと思うと、トラックを借りる費用も加わってくるので、実際に三重→栃木の引越しをしようと思ったら10万円ちょいは掛かるでしょうかね。
それでも繁忙期においてはめちゃくちゃ安上がりにはなります。
まとめ
というわけで業者に頼まず自分で引越しをするまでの方法についてまとめます。
- 自分もしくは手伝ってくれる人がトラック運転の経験者がいるか
- トラックの停車場所がちゃんと確保できるか
- 引越し先でエレベーターを使う必要が無いかどうか
- 洗濯機を持ち運ぶ戦力が確保できるかどうか
- 引越し先の物件を見て、自分たちだけで行えそうか確認する
- 業者の見積もりを取る
- 業者を使わないで引越しをする際にかかる費用を算出する
- ②と③を比較してみて、③の方が圧倒的に安いのであれば必要な備品を集める
- 戦力・トラックの確保
- 荷物の梱包
- 引越し作業開始
引越しそのものにはかなり出費が掛かります。
引越しを業者に頼まず行うのは、確かに安上がりにはなりますが、かなりの重労働になります。
そのため、自分たちだけで行う際には安全とケガには気を付けて行っていただきたいと思います。