エポスカードと言えばファッション系百貨店であるマルイが発行しているため、衣類を買うときしかお得にならないと思われている人もいるでしょう。しかし、エポスカードは実は、ファッション関係以外にもあらゆる場面でお得に利用できます。
実際にぼくは過去にエポスカードをメインで使っていたことがあったのですが、年間で2万円ほどお得に使わせていただきました。
そこで本記事では、年間2万円相当のエポスポイントを貯めた筆者が、エポスカードをお得に使う方法について詳しく解説します。カードのお得な使い方のひとつがポイントの活用であるため、効率よく貯めて使う方法についても説明しています。
エポスカードの使い方が気になる人は、ぜひご一読ください!
Contents
エポスカードのお得な使い方
エポスカードのお得な使い方は、以下の4つです。
- 年4回開催されるマルイのセールで買い物をする
- 優待店でお得な割引を受ける
- ゴールドカードを年会費無料で利用できるチャンスがある
- ポイントを貯めて使う
ひとつずつ見ていきましょう。
1. 年4回開催されるマルイのセールで買い物をする
マルイでは年に4回ほど大型セール「マルコとマルオの○日間」を実施しており、期間中にエポスカードで支払うと10%引きで買い物ができます。期間はセールによって異なり、実際に直近では以下の日程で開催されていました。
- 2022年11月19日(土)~11月28日(月) (10日間)
- 2023年3月17日(金)~3月30日(木) (14日間)
- 2023年5月18日(木)~5月31日(水) (14日間)
- 2023年9月16日(土)~9月25日(月) (10日間)
マルコとマルオのセール期間中に買い物をすれば、欲しかったシューズや服が安く手に入るので、ぜひ日程を押さえておきたいところです。ただし、マルコとマルオのセールは実施日の2~3日ほど前にならないと告知されないので、アンテナを張っておかないと逃してしまいます。
2. 優待店でお得な割引を受ける
指定された店舗でエポスカードで決済すると、割引を受けられたりポイントを効率よく貯められたりと、お得になります。対象店舗は飲食店や映画館、旅行など幅広いので、エポスカードを保有している人であれば誰でも利用する機会があります。
- 魚民
- HIS
- 富士急ハイランド
- ハウステンボス
- イオンシネマ
- BIG ECHO
- トヨタレンタリース
- nojima など
詳しくはエポスカード優待サイト「エポトクプラザ」より、検索ができます。利用条件や特典内容は店舗によって異なるので、利用する前に確認しておきましょう。
3. ゴールドカードを年会費無料で利用できるチャンスがある
エポスカードを利用していると、通常であれば年会費5,000円かかるゴールドカードを、永年無料で保有できるチャンスがあります。エポスカードを一定以上利用していると、ゴールドカードのインビテーションが届きます。
エポスカードに限らず、ゴールドカードは基本的に年会費がかかるものです。しかし、インビテーションを受けてエポスカードゴールドを発行すれば年会費が永年無料になるので、コストを抑えられます。
ただし、エポスカード側からゴールドカードへのインビテーションが届く条件は明示されていない点は、頭に入れておきましょう。そのため、ゴールドカード目当てで利用するのは控え、他の特典を活用するのが建設的な使い方と言えます。
4. ポイントを貯めて使う
エポスカードで決済するごとに「エポスポイント」が決済額200円(税込)ごとに1ポイント貯まり、支払いなどに充てられます。ポイントをうまく貯めれば節約につながるので、エポスカードを保有する人は必ず押さえておきましょう。
エポスポイントについて詳しくは後述しているので、ぜひお読みください。
エポスカードで貯められるエポスポイントの概要
エポスカードで貯められるエポスポイントを活用するのであれば、基本的なことを知っておく必要があります。ここからは、還元率と有効期限について解説します。
還元率
エポスポイントは決済額200円(税込)ごとに1ポイントが貯まるので、還元率は0.5%です。還元率はカードランクに関係なく一定であることも、理解しておきましょう。
有効期限
エポスポイントの有効期限は、カードのランクによって異なるので注意が必要です。
カードランク | 有効期限 |
---|---|
通常カード | 加算日より2年間 |
ゴールド・プラチナ | 無期限 |
通常カードは有効期限が2年と定められているものの、他のポイントは1年程度に設定されていることが多いので、比較的長めだと言えます。
ゴールド・プラチナになると有効期限がなくなるので、たとえエポスカードと使わなくなったとしても、永遠にポイントを保有できます。
エポスポイントを効率よく貯める方法5選
エポスカードをお得に使うためには、エポスポイントを効率よく貯めて使うことが非常に重要です。そこでここからは、エポスポイントを効率よく貯める方法を5つ紹介します。
- ポイントアップサイト経由でネットショッピングをする
- 楽天Edyにチャージする
- 家族や友人を招待する
- 年間ボーナスポイントを活用する
- 選べるポイントアップショップを活用する
ひとつずつ見ていきましょう。
1. ポイントアップサイト経由でネットショッピングをする
エポスカードでオンラインショッピングするときは「EPOSポイントUPサイト」を経由すれば、通常よりも高い還元率でポイントが付与されます。対象となるショップは有名店も多く、楽天やYahoo!ショッピング、ユニクロオンラインなどがあります。
EPOSポイントUPサイトを経由して買い物するときの流れは、以下のとおりです。
- EPOSポイントUPサイトへアクセスする
- 利用したいショップを選択しクリック
- 商品やサービスを購入し、エポスカードで決済する
なお、EPOSポイントUPサイトを経由したとしても、決済するまでに別のサイトへアクセスしてしまうと無効になる恐れがあるので、注意が必要です。
2. 楽天Edyにチャージする
エポスカードで楽天Edyにチャージすれば、1,000円につき5ポイントのエポスポイントが貯まります。楽天Edyで支払いをすれば200円ごとに1ポイントの楽天ポイントが貯まるので、決済までの還元率は合計1%になります。
電子マネーを使っている人や、楽天ポイントも貯めている人におすすめの方法です。
なお、楽天Edyで支払うとエポスカードも貯まる仕組みがありましたが、2023年9月28日をもってサービス設定が停止、12月1日以降はポイントも加算されなくなります。
3. 家族や友人を招待する
家族や友人にエポスカードを紹介し、発行すると紹介者・入会者の双方にポイントが付与されます。付与されるポイントは、紹介者と入会者それぞれ以下の表にまとめてみました。
紹介者 | 入会者 | |
---|---|---|
紹介ポイント | 1人当たり1,000ポイント ※最大4人まで |
500ポイント |
新規入会特典 | ― | 2,000ポイント |
最大獲得ポイント | 4,000ポイント | 2,500ポイント |
紹介してポイントを獲得するまでの流れは、以下の3ステップです。
- 紹介者より紹介メッセージを送る
- 入会者が受け取ったメッセージ内のURLより申し込み、カードを発行する
- 発行手続き完了より1週間程度でポイントが付与される
1人の会員が紹介できる人数は4人と上限がありますが、2024年4月1日にリセットされるます。そのため、2024年4月1日以降もキャンペーンが継続されれば、紹介ポイントを新たに獲得できます。
エポスカードを必要としている人が周囲にいるようであれば、ぜひ紹介してみてください。
4. 【ゴールド・プラチナ限定】年間ボーナスポイントを活用する
ゴールドカードとプラチナカードの限定特典である「年間ボーナスポイント」を活用すれば、ポイントを一気に貯められます。年間ボーナスポイントはエポスカードの年間利用額に応じてボーナスポイントが付与され、ゴールド・プラチナでそれぞれ以下のように付与されます。
年間利用額 | ゴールド | プラチナ |
---|---|---|
50万円以上 | 2,500ポイント | ― |
100万円以上 | 10,000ポイント | 20,000ポイント |
200万円以上 | ― | 30,000ポイント |
300万円以上 | ― | 40,000ポイント |
500万円以上 | ― | 50,000ポイント |
700万円以上 | ― | 60,000ポイント |
900万円以上 | ― | 70,000ポイント |
1,100万円以上 | ― | 80,000ポイント |
1,300万円以上 | ― | 90,000ポイント |
1,500万円以上 | ― | 一律100,000ポイント |
エポスカードの還元率はランクに関係なく0.5%と、さほど高くありません。そのため、カード決済でポイントを貯めるのであれば、年間ボーナスポイントを利用することで還元率が一気によくなります。
ちなみに年間利用額が100万円の場合における還元率は、年間ボーナスポイント込みでゴールドなら1.5%、プラチナで2.5%です。
5. 【ゴールド・プラチナ限定】選べるポイントアップショップを活用する
ゴールド・プラチナ会員は「選べるポイントアップショップ」を利用することでも、ポイントを効率よく貯められます。選べるポイントアップショップでは対象となる店舗を最大3つ登録し、エポスカードで買い物をすることでポイント還元率が最大3倍になる制度です。
対象ショップは数多くあるので、あなたが普段の生活で利用する店舗が必ずあるはずです。
- スーパー
- コンビニ
- ドラッグストア
- 家電量販店
- ホームセンター
- ファッション
- スポーツショップ
- 書店
- 美容
- 公共料金
- 交通機関 など
実店舗であっても効率よく貯められるので、ゴールド・プラチナ会員の人は、ぜひ活用しましょう。
エポスカードで貯めたエポスポイントのお得な使い方7選
エポスカードでエポスポイントを貯めても、使い道がなければお得にはなりません。そこでここからは、エポスカードで貯めたポイントのお得な使い方を7つ紹介します。
- エポスプリペイドカードへチャージする
- 商品やグッズ、ギフト券と交換する
- 他のポイント・マイルへ交換する
- マルイ店舗での支払いに充てる
- ネットショッピングの支払いに充てる
- 投資に回す
- 年会費の支払いに充てる
ひとつずつ見ていきましょう。
1. エポスプリペイドカードへチャージする
貯めたエポスポイトを「エポスプリペイドカード」へチャージすれば、デビットカードの感覚で支払いに使えます。エポスプリペイドカードへのチャージはエポスカードのマイページにて、1ポイントから可能です。
また、エポスプリペイドカードで決済すると、決済額200円ごとに1ポイントのエポスポイントが貯まります。ポイントでチャージした場合も適応されるので、二度も還元を受けられるので、お得に感じられるでしょう。
2. グッズやギフト券と交換する
グッズやギフト券と交換して、ポイントを消費する方法もおすすめです。グッズは500ポイント以上で、エポスオリジナルグッズと交換できます。
- すみっコぐらし
- オトメイト
- コーエーテクモゲームス
- カプコン
また、手数料不要でさまざまな種類のギフト券にも交換が可能です。
交換可能単位 | |
---|---|
マルイ商品券 | 1,000ポイント |
VJAギフトカード | 1,000ポイント |
Amazonギフトカード | 1ポイント~ |
Apple Gift Card | 1,000/3,000ポイント |
スターバックスカード | 3,000ポイント |
那須ガーデンアウトレットエポスカードお買物券 | 500ポイント |
ピエリ守山エポスカードお買物券 | 500ポイント |
プレゼント選びに迷ったときは、ギフト券と交換すると喜ばれるかもしれませんね。
3. 他のポイント・マイルへ交換する
他のポイントやマイルを貯めている人は、エポスポイントと交換するのもいいでしょう。実際に貯まっているポイントが多いほど、使いやすくなります。
エポスポイントから交換できるポイント・マイルは、以下のとおりです。
交換可能ポイント | 必要ポイント | |
---|---|---|
ANAマイル | 通常:500マイル ゴールド・プラチナ:600マイル |
1,000ポイント |
ANAスカイコイン | 1,000コイン | 1,000ポイント |
JALマイル | 500マイル | 1,000ポイント |
スターバックスカード | 500円分 | 500ポイント |
ノジマスーパーポイント | 500ポイント | 500ポイント |
dポイント | 1,000ポイント | 1,000ポイント |
Pontaポイント | 1,000ポイント | 1,000ポイント |
ポイントについては等価交換ができるので、必要に応じて交換するといいでしょう。
4. マルイでの支払いに充てる
マルイおよびマルイウェブチャネルであれば、エポスポイントをプリペイドカードへ移行することなく、そのまま支払いに充てられます。
実店舗の場合は精算時に「エポスポイントで」と店員に伝えれば、対応してくれます。マルイウェブチャネルで支払いに充てる場合は、支払い時にエポスポイントを使うか表示されます。
ただし、実店舗であっても店内レストランなど、支払いに充てられない店舗がある点には、注意が必要です。
5. ネットショッピングの支払いに充てる
マルイウェブチャネル以外のオンラインショッピングでも、一部ポイントを支払いに充てられます。対象となるのは「エポスかんたん決済」が使えるオンラインショップで、対象ショップの一部を以下にピックアップしてみました。
- ノジマオンライン
- アパホテル
- ONWARD CROSSET
- ACE Online Store など
支払い対象となっているショップごとにポイント還元率は2~5倍に設定されているので、お得に買い物もできてしまいます。
6. 投資に回す
マルイグループが運営しているオンライン証券「tsumiki証券」では、エポスポイントで投資信託を購入できるようになっています。
運用の専門家が投資家に代わり、株式や債券などに投資・運用する投資商品のひとつ。
投資信託のファンドを購入するので、自動で投資先が複数の株式や債券に分散されているので、リスクが低い。
100ポイントと少額から始められるので、無理のない範囲で資産形成に取り組めます。
7. 【プラチナ限定】年会費の支払いに充てる
プラチナ会員限定の特典ですが、年会費の支払いにエポスポイントを充てられます。
エポスポイントで年会費を支払う場合、まず支払い可能期間になったらエポスカードより届くメールやアプリを受け取らなければなりません。その後、エポスNetにログインして手続きを済ませれば、年会費請求月の27日に自動でポイント残高から支払われます。
ただし、年会費をエポスポイントで支払う場合、全額を充てなければならない点には注意が必要です。そのため、エポスプラチナの年会費である20,000円もしくは30,000円分のポイント残高がないと、引き落としができない点には注意してください。
なお、エポスポイントの使い方について詳しくは「エポスポイントを支払いに充てる方法7選!2万ポイントを貯めた体験談も紹介」の記事で詳しく解説しています。ポイントについてより詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
エポスカードにあるその他のメリット2つ
ここまで、エポスカードのお得な使い方について解説してきました。しかし、エポスカードは決済面以外にもお得な要素があります。
- 年会費が永年無料
- 海外旅行保険が手厚い
ひとつずつ解説します。
1. 年会費が永年無料
クレジットカードの中には一般ランクであっても年会費がかかることもありますが、エポスカードは永年無料で保有できます。クレジットカードを保有するにあたって、最も重くのしかかってくるのが年会費。
一度発行したら年会費が一切かからないうえに、決済することでお得になることから、非常にコスパのいいカードです。
さらに、インビテーションを受けてランクアップをすれば、ゴールドカードであっても永年無料となります。
2. 海外旅行保険が手厚い
エポスカードは海外旅行保険が手厚いことも定評があり、ランクごとの最高補償額と付帯の種類は以下のとおりです。
最高補償額 | 付帯 | |
---|---|---|
スタンダード | 3,000万円 | 利用付帯 |
ゴールド | 5,000万円 | 利用付帯 |
プラチナ | 1億円 | 自動付帯 |
参考までに、主要なクレジットカードの海外旅行保険の補償額と比較してみました。
最高補償額 | |
---|---|
エポスカード | 3,000万円 |
楽天カード | 3,000万円 |
dカード | 2,000万円 |
PayPayカード | なし ※ゴールドは最高1億円 |
リクルートカード | 2,000万円 |
三井住友カード(NL) | 2,000万円 |
ライフカード | 2,000万円 |
一般ランクの場合、楽天カードは同額であったものの、他カードはエポスカードよりも低めに設定されていることがわかります。このことから、旅行へ行く機会が多い人にとっては、エポスカードは非常に心強い味方となるでしょう。
エポスカードはあらゆるところでお得に使える
エポスカードはオンラインショッピングや実店舗など、あらゆるところでお得に使えるクレジットカードです。
マルイで買い物をする機会が多い人であれば、年4回開催されるセールで10%引きで買い物ができます。また、エポスカードが提携しているさまざまな優待店で買い物をすれば、割引価格で購入できる点も嬉しいポイントです。
通常のポイント還元率は0.5%と決して高くないものの、ポイントアップサイトを経由すればポイントを効率よく貯められます。また、ゴールドやプラチナへランクアップすれば「年間ボーナスポイント」により、年間利用額に応じてまとまったエポスポイントを獲得できます。
インビテーションを受けてランクアップすれば年会費がゼロもしくは割安でカードを保有できるので、受けられるように継続的に利用するのもいいでしょう。
うまく活用すればあらゆる場面でお得に利用できるので、クレジットカード選びに迷っている人は、年会費永年無料のエポスカードを発行してみてはいかがでしょうか。
エポスカードを実際に使ってみて感じたメリット・デメリットなどについて詳しくは「エポスカードを徹底レビュー!エポス歴3年の筆者が忖度なしで解説!」の記事で解説しています。こちらもぜひ、参考にしてみてください。