たった5分の手続きで毎月○○円手元に使えるお金が増えたらいいな、と思いませんか?
効果のある節約術といえば固定費の削減になるのですが、その削るべき項目の一つが電気代。
電力自由化による、電力会社を変えるだけでかなりの効果が期待できますよ。
そんな訳でぼくは今のアパートに入居してから、ENEOSでんきに契約しているのですが、
つい先日、2年半ほどお世話になったENEOSでんきから楽天でんきに乗り換えました。
乗り換えたことで、年間で○○円の節約に成功する見通しです。
- 楽天でんきの特徴と契約するメリット
- 楽天でんきとENEOSでんきはどちらが安いのか??
- 楽天でんきを契約した方がいい人
Contents
ENEOSでんきから楽天でんきに乗り換えた理由
先述の通りぼくは今までENEOSでんきを利用しており、固定費の削減に努めていました。
当時ENEOSでんきを選んだ理由としては
- 東京電力(栃木県は東電の管轄エリア)よりも安い
- ガソリン代が安くなる特典がある
という、車が無いと生活できない理由からです。
https://saving-life-cost.net/electronic_free/
なので正直なところ、電気代の節約についてはこれで満足していたつもりだったんです。
しかし、今年に入ってから楽天経済圏に浸るようになり、様々な楽天系のサービスを利用していくうちに楽天から様々な恩恵を受け、
楽天でんきを契約することで楽天市場での買い物がよりお得になることが分かりました。
トータルで見てみても、楽天でんきを契約した方が安く済むのです。
諸々の事情があり、手続きから楽天でんき開通までに2か月ほど要しましたが、たった5分の手続きだけで無事切り替えが出来ました。
楽天でんきの料金体系
ここからは楽天でんきについて解説していきます。
楽天でんきはまず料金体系が従来のものと異なり、基本料金0円、電気利用料に比例して支払う形になります。
電気会社としてはかなり特殊な形態で、本来はアンペア数に応じて月額基本料金が定められています。
しかし楽天でんきの場合、そういった基本料金はアンペア数に関係なく0円、1kWhあたり26.0円の従量料金(東京電力エリアの場合)だけとなります。
<エリアごとの楽天でんきの料金>
対象都道府県 | 従量料金(円/kWh) | |
北海道電力エリア | 北海道 | 29.50円 |
東北電力エリア | 青森、秋田、岩手、宮城、福島、山形 | 26.00円 |
東京電力エリア | 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡※ | 26.00円 |
中部電力エリア | 愛知、長野、岐阜※、三重※、静岡※ | 26.00円 |
北陸電力エリア | 富山、石川、福井、岐阜※ | 21.50円 |
関西電力エリア | 京都、大阪、滋賀、和歌山、奈良、兵庫※、福井※、三重※ | 22.00円 |
中国電力エリア | 広島、山口、島根、鳥取、岡山、兵庫※、香川※、愛媛※ | 24.00円 |
四国電力エリア | 徳島、高知、香川※、愛媛※ | 24.00円 |
九州電力エリア | 福岡、長崎、大分、佐賀、宮崎、熊本、鹿児島 | 23.00円 |
沖縄電力エリア | 沖縄県 | 26.50円 |
※は同県内でも複数のエリアに分かれる
管轄エリアによって値段が変わってきますが、特に北陸エリアでは極端に安いですね。
他の電力会社に比べて安くなるかどうかは、後述で詳しく解説していきますね。
楽天でんき契約によって節約できる4つのメリット
楽天でんきを契約することで、料金が安くなるほかに3つのメリットがあります。
- 電気利用料に応じて楽天ポイントが付与される
- 楽天系サービスで貯めた楽天ポイントで電気代の支払いに充てられる
- 楽天市場で買い物をするとポイント還元率が上乗せされる
- 楽天でんき契約で2,000円相当の楽天ポイントがもらえる
それぞれ詳しく見ていきますね。
利用額に応じて楽天スーパーポイントが付与される
楽天でんきでは電気代200円ごとに1ポイント、楽天スーパーポイントが付与されます。
そのため、ただでさえ安くなる電気代に加えて楽天系のサービスをお得に利用できる楽天スーパーポイントを貯めることが出来てしまうのです。
更に支払い方法を楽天カードでの決済にしてしまえば、カード決済による還元率と合わせて1.5%のポイント還元を実現できます。
- 楽天でんき利用料:200円ごとに1ポイント(還元率0.5%)
- 楽天カード決済:100円ごとに1ポイント(還元率1.0%)
- 合計:還元率1.5%
貯めた楽天スーパーポイントを電気代の支払いにも使える
楽天ポイントを貯められるだけでなく、楽天でんきでは電気代支払いをポイントで済ませることも出来てしまうのです。
最低50ポイントからと下限は決められていますが、上限は決められていないので電気代を全額ポイント払い、なんてことも出来てしまいます。
ポイントは楽天でんきで貯めたものだけでなく、楽天市場をはじめとした楽天系のサービスで貯めたものも利用できますよ。
楽天でんき契約で、楽天市場での買い物でポイント還元率が上乗せされる
更に楽天でんき契約は、楽天市場のスーパーポイントアッププログラム(SPU)に指定されています。
そのため、楽天でんきを契約することで楽天市場で買い物をした時のポイント還元率が+0.5%上乗せされます。
楽天市場で買い物をよくされる方にとっては、より一層お得に買い物ができるようになりますよ。
楽天でんき契約で2,000円相当の楽天スーパーポイントが付与されるキャンペーンがある
更に嬉しいことに、楽天でんきを申し込むことで2,000円相当の楽天ポイントが付与されます。
実際にもらえるのは開通から3か月後の月末と、やや先の日程になりますが、楽天系のサービスを頻繁に使われる人にとってはかなり家計簿の足しになる金額といえるでしょう。
このように楽天でんきを契約することで、楽天ポイントをより効率的に貯めることが出来るようになるのです。
ENEOSでんきと比べてどのくらい電気代が変わるのか試算してみた
というわけでここからはつい先日まで契約していたENEOSでんきと比べて料金がどのくらい変わるのか、試算してみました。
ENEOSでんきの料金体系
ENEOSでんきの料金体系は、他の電力会社と同様に契約アンペア数に応じて基本料金が掛かります。
料金(税込み) | |
10A | 280.80円 |
15A | 421.20円 |
20A | 561.60円 |
30A | 842.40円 |
40A | 1,123.20円 |
50A | 1,404.00円 |
この基本料金に加えて、電気使用量に応じた以下の料金が掛かってきます。
電気使用量 | 従量料金単価 |
120kWhまで | 19.52円/kWh |
120-300kWhの部分 | 24.09円/kWh |
300kWh以上の部分 | 25.75円/kWh |
<計算方法一例>
30A契約で一か月間に200kWh使用した場合・・・
842.40円(基本料金)+120kWh×19.52円+(200-120kWh)×24.09円=5,112.00円
実際にはこの料金に「エネルギー賦活金」と「燃料調整費」が掛かってくるので、この金額にもう少し上乗せされた金額が請求されるのですが、当記事では割愛していきます。
ENEOSでんきVS楽天でんき、比べてみました
というわけでぼくが実際に利用した直近1年間の電気量を基に、両者の電気代を算出してみました。
その結果がこちら
電気使用量 | ENEOSでんき | 楽天でんき (東電エリア) |
差額 | |
8月 | 229.34 | 5,819円 | 5,963円 | 144円 |
9月 | 201.03 | 5,115円 | 5,227円 | 112円 |
10月 | 159.70 | 4,119円 | 4,152円 | 33円 |
11月 | 153.11 | 3,960円 | 3,981円 | 21円 |
12月 | 133.14 | 3,479円 | 3,462円 | -18円 |
1月 | 196.64 | 5,009円 | 5,113円 | 104円 |
2月 | 214.49 | 5,439円 | 5,577円 | 138円 |
3月 | 178.00 | 4,560円 | 4,628円 | 68円 |
4月 | 197.00 | 5,018円 | 5,122円 | 104円 |
5月 | 159.00 | 4,102円 | 4,134円 | 32円 |
6月 | 157.00 | 4,054円 | 4,082円 | 28円 |
7月 | 162.00 | 4,174円 | 4,212円 | 38円 |
合計 | 804円 |
正直に言います、電気代だけで比較すると、ENEOSでんきの方が安いです。
ぼくのライフスタイルの場合だと、楽天でんきにすることで年間800円ほど電気代が高くなってしまいます。
しかし楽天でんき契約によりもらえる2,000ポイントに加え、楽天市場で買い物をした時に増加するポイントを合わせれば、高くついた電気代を相殺できるどころか、節約まで出来てしまうんですよね。
トータルで見た場合、ENEOSでんきと楽天でんきはどちらが安いのか??
電気代だけで見た場合、ENEOSでんきの方が安いことが判明してしまいました。
加えて、ENEOSでんきの特典である「ガソリン代値引き」特典も無くなります。
果たしてこれらを手放してでも、楽天でんきの方がトータルで安く済むのか、ここからは試算をしてみます。
<ENEOSでんきの特典>
- 電気代が年間で804円ほど安い
- ガソリン代が1ℓごとに1円引き、1か月あたり40ℓほど消費するので、40円/月安い➡年間840円ほど安い
ENEOSでんきにより、年間1,644円安く済む
<楽天でんきの場合>
- 契約キャンペーンにより2,000円相当の楽天スーパーポイントが付与
- 電気代200円ごとに1ポイントが付与される。試算した楽天でんきの年間電気代が54,572円➡272ポイント付与される
- 楽天市場で買い物をした場合、+0.5%の還元率。直近2か月間の楽天市場での買い物額は33,522円、167ポイント付与➡1年間で6倍の1,004ポイント付与と仮定
楽天でんきにより、3,276円相当安くなる(2年目以降は1,276円)
ENEOSでんきの場合の節約額が1,644円に対し、楽天でんきの場合だと3,276円と、楽天でんきの方がトータルで見ると節約できていることが試算上ではわかりました。
2,000ポイントキャンペーンを除いた場合だと、ENEOSでんきの方が400円ほど節約額では上回っているのですが、
2,000ポイントキャンペーンで5年間ほど相殺できることになります。
つまり、短期間だけ利用する分には楽天でんきの方がお得になるのです。
楽天でんきをおすすめしたい人
じゃあ楽天でんきをおすすめしたい人はどんな人なの?というところですが、
ここまで読み進めていただいた人は大体予想がついていると思います。
それは、楽天経済圏を活用している人です。
特に楽天市場で買い物をよくする人にとって還元率+0.5%というのは地味に大きいメリットになりますよ。
あと今回は計算を割愛しましたが、電気代が1kWhあたり24.0円以下の北陸・関西・四国・中国・九州エリアに住んでいる方は、電気代単体でもENEOSでんきより安く済みます。
1kWhあたり24.0円の中国・四国エリアの場合、ENEOSでんきに比べると年間で3,476円ほど安くなる。
中国・四国よりも安い関西、九州、北陸は更に節約できますね
こんな人は楽天でんきにしよう
- 楽天経済圏を活用している
- 北陸・関西・中国・四国・九州エリアに住んでいる人(電気代が他エリアよりも安い)
楽天でんきへ乗り換えるやり方
というわけでここからは楽天でんきへ乗り換えるやり方について解説していきます。
必要なものは電気代の請求書、もしくは電力会社が定めている「契約者番号」が分かるものだけあればオッケーです。
ENEOSでんきの場合、マイページの中の、請求金額の内訳のところに記載されています。
↑画面矢印のところをクリックする
画面に記載されている「ご契約番号」が契約の上で必要になるので、これを控えます。
ENEOSでんきの場合、「お客様番号」と「契約者番号」の二種類が出てきますが、利用するのは「契約者番号」の方になります。
この番号を準備したうえで、楽天でんきの申し込みに入ります。
画面に従って住所、電話番号、契約者番号を入力すれば、手続きはオッケー。
開通の連絡が楽天でんきから来るまで待ちましょう。
↑楽天でんきのマイページ。申し込み手続きを済ませて、この画面が出てくればオッケー。
まとめ
というわけでこの記事のまとめに入ります。
- 基本料金0円。使った分だけ払えばいい料金体系
- 請求額200円ごとに1ポイント、楽天ポイントが付与される
- 貯まったポイントで電気代を支払うことが可能
- 楽天市場での買い物で、+0.5%の楽天ポイントが上乗せされる
<楽天でんきを勧めたい人>
- 楽天経済圏に浸かっていて、ポイントをよく活用する人
- 住んでいる場所が北陸・関西・中国・四国・九州エリア
電力自由化になり、様々な企業が参入してきています。
それに伴い、ライフスタイルに適した電力会社を選ぶ必要が出てきています。
全ての人に楽天でんきを進められるわけではありませんが、楽天系のサービスをよく使う人にとってはメリットが大きいです。
あなたの電気代、もう一度見直してみませんか??