クレジットカードには数多くありますが、ぼくは2018年ごろから楽天カードを愛用しています。ポイントをめちゃくちゃ効率よく貯められる上に、使い道が多いので、日々の支出を抑えられていると実感しています。
本記事では、楽天カードで年間2万円分以上のポイントを貯めたぼくが、使ってみた感想を基にメリット・デメリットを徹底的に解説します。
楽天カードを発行しようか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください!
Contents
楽天カードとは?基本情報をサクッと解説
カード名 | 楽天カード |
ブランド | VISA JCB MasterCard AMEX |
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 1%~ |
利用可能枠 | 最高100万円 |
付帯保険 | 障害死亡・後遺障害:2,000万円 傷害治療:200万円 |
ETCカード | あり(年会費550円) |
還元ポイント | 楽天ポイント |
楽天カードは楽天ポイントを貯められるクレジットカードで、還元率は1%と比較的高めに設定されています。年会費が永年無料なので、初めてクレジットカードを持つ人にもおすすめです。
また、ETCカードも年会費550円で発行が可能で、カード同様に決済額100円ごとに1ポイントの楽天ポイントが付与されます。なお、ETCカードのマイレージプログラムに登録すれば、高速道路のポイントと楽天ポイントの二重取りが可能です。
ETCカードのマイレージサービスについては「高速道路を安く利用するならETC割引!割引の使い方とETCの選び方」の記事で詳しく解説しています。高速道路にかかる料金を節約する方法がわかるようになっているので、ぜひ参考にしてみてください。
楽天カードのおすすめポイント4選
楽天カードがおすすめな理由は、以下の4つです。
- 年会費が永年無料
- 楽天市場ならポイント還元率3倍以上
- デザインが豊富
- ポイントが使いやすい
ぼくの実体験も交えて、1つずつ解説します。
1. 年会費が永年無料
楽天カードは年会費が永年無料なので、コストをかけずに保有できます。クレジットカードによっては、ランクが低くても年会費がかかります。
実際にぼくがガソリン補給を目的に使っている「ENEOSカード」の年会費は1375円です。
年会費が有料のクレジットカードは、無料のカードよりも還元率やサービスが充実している傾向にあります。しかし、節約の観点で見ると年会費分を上回る特典を受けなければ意味がないので、使い方を工夫しなければなりません。
参考までに、楽天カード以外で年会費が永年無料のクレジットカードを、以下の表にまとめてみました。
- PayPayカード
- Tカードプラス
- リクルートカード
- dカード
- エポスカード
- ライフカード
- Amazon Mastarcard
楽天カードであれば年会費がかかることがないので、費用面では安心して利用できます。
2. 楽天市場ならポイント還元率3倍
楽天市場で買い物をするときに、楽天カードで決済すればポイント還元率が3倍になります。通常時の還元率1%でも、クレジットカードの中では比較的高い部類ですが、楽天カードで決済すれば購入額の3%です。
ちなみに、楽天市場により増加したポイントの内訳は、以下のようになります。
内訳 | 割合 |
カード決済分(通常) | 1% |
ボーナスポイント(通常) | 1% |
ボーナスポイント(期間限定) | 1% |
合計 | 3% |
付与された3%のうち1%分は期間限定ポイントとして有効期限が設けられているため、期限切れにならないように使い切りましょう。楽天期間限定ポイントの使い道については「【2022年版】楽天期間限定ポイントの使い道13選!通常ポイントとの違いも解説」の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3. デザインが豊富
楽天カードは豊富なデザインを取り揃えているので、自分好みのカードを選べます。実際にぼくが楽天カードを発行した2018年当時は、スポンサー契約していた名門サッカークラブ「バルセロナFC」モデルが選べました。
2023年1月現在で選べるデザインは、以下の通りです。
- 通常デザイン
- お買い物パンダ
- ディズニーキャラクター(ミッキー/ミニー)
- 楽天ゴールデンイーグルス
- ヴィッセル神戸(チームロゴ/イニエスタ)
- YOSHIKI(X JAPAN)
シンプルなものから可愛いものまで、さまざまなデザインがあるので、ぜひお好きなものを選んでみてください。
4. ポイントが使いやすい
楽天カードの利用によって貯められる楽天ポイントが非常に使いやすいことも、大きなメリットと言えます。楽天ポイントは楽天関連のサービスはもちろん、数多くの提携店での買い物で貯めたり利用できたりします。
実際にぼくは9万円分近くの楽天ポイントを2022年だけで貯めました。2022年は一度も有効期限を切らしていないので、節約効果はめちゃくちゃ大きいと感じています。
楽天カード利用時の注意点3つ
楽天カードには数多くのメリットがある一方で、注意しないと思うような使い方ができない場合があります。
- 広告メールが多い
- 期間限定ポイントの有効期限が短い
- 旅行保険が利用付帯
順番に見ていきましょう。
1. 広告メールが多い
楽天カードを発行すると、楽天サービスに関する数多くの広告メールが届きます。実際に楽天カードを発行してからは、ぼくのメールボックスにも数多くの楽天からの広告メールが届くようになりました。
なお、楽天カードの広告メールは以下の手順で配信停止できます。
- 楽天カードのマイページ「楽天e-NAVI」にログイン
- 画面下部「メール配信の登録・停止」をクリック
- メールのチェックリストを外す
- 「確認画面へ進む」をクリック
余計なひと手間はかかってしまうものの、広告メールにお悩みの人はすぐに取り掛かりましょう。
2. 期間限定ポイントの有効期限が短い
楽天期間限定ポイントは、有効期限がポイント付与月の翌月末と短めであることが特徴です。有効期限が過ぎてしまうと使えなくなるので、注意が必要です。
楽天カード経由で付与される期間限定ポイントは楽天市場での購入額の1%と、さほど高くはありませんが、失効しては意味がありません。きっちり使い切るためにも、期間限定ポイントの使い道をあらかじめ決めておきましょう。
3. 旅行保険が利用付帯
クレジットカードのほとんどに付いている旅行保険ですが、楽天カードの場合は利用付帯である点に、注意が必要です。
利用付帯とは、旅行に関連する費用の支払いをした際に適用されることです。
楽天カードでは対象・対象外の支払いについて、以下のように明確に決められています。
出国前に決済した海外ツアー
(海外パックツアー料金、渡航先への航空券、乗継便の航空券等)
- 募集型企画旅行に含まれない海外ツアー
- 国内・海外宿泊料金
- 空港利用税
楽天カードで付帯保険を利用したい場合は、メインカードとして使うようにすれば適用外にならずに済むはずです。
利用付帯ではなく自動付帯がいい場合は、楽天プレミアムカードへランクアップさせましょう。ただし、年会費として11,000円かかる点には注意が必要です。
付帯の種類 | 最高保障額 | |
楽天カード | 利用付帯 | 2,000万円 |
PayPayカード | 付帯なし | ― |
Tカードプラス | 付帯なし | ― |
リクルートカード | 利用付帯 | 2,000万円 |
エポスカード | 自動付帯 | 500万円 |
ANAカード | 自動付帯 | 1,000万円 |
自動付帯のカードも多い中で、楽天カードは利用付帯であることがネックであるものの、最高保障額においてはかなり高い部類と言えます。
楽天カードが向いている人の特徴3選
楽天カードを2018年頃から使ってきてさまざまなメリット・デメリットを感じてきました。ここからは、楽天カード使用歴5年目になるぼくが考える、楽天カードをおすすめしたい人の特徴を3つ紹介します。
- 楽天経済圏のユーザーである
- 年会費重視で選びたい
- 将来的にカードのランクアップを考えている
順番に見ていきましょう。
楽天経済圏のユーザーである
楽天経済圏のユーザーにとって、楽天カードは必須アイテムと言っても過言ではありません。
楽天には数多くのサービスがありますが、特に楽天ポイントを効率よく貯められるのが楽天市場。楽天カードであれば楽天市場から付与されるポイント還元率が3倍になるので、今まで以上に効率よくポイントを貯められます。
実際にぼくが2022年の1年間で、楽天カードだけで貯めたポイントは2万円超になります。
2022年1月 | 1682 |
2月 | 1791 |
3月 | 1556 |
4月 | 1211 |
5月 | 1169 |
6月 | 1673 |
7月 | 1017 |
8月 | 915 |
9月 | 2362 |
10月 | 3152 |
11月 | 1977 |
12月 | 2101 |
合計 | 20,606 |
2万円もあれば、ちょっとリッチなホテルに泊まってもおつりが来るでしょう。楽天経済圏にお世話になっている人は、楽天カードは必ず持っておきましょう。
年会費重視で選びたい
年会費がかからないクレジットカードを探している人にも、楽天カードはおすすめです。楽天カードは年会費が永年無料なので、利用状況に関係なく費用がかかりません。
低ランクのクレジットカードであっても多くの場合、1000円程度の年会費がかかります。また年会費無料だとしても、一定額以上の決済がないと適用されないカードもあるくらいです。
楽天カードは条件なしに年会費が無料なので、支出を抑えながらクレジットカードを保有できます。
将来的にカードのランクアップを考えている
将来的にゴールドもしくはプラチナカードを持ちたい人にも、楽天カードはおすすめです。楽天カードには高ランクに当たるゴールド・プラチナカードが用意されています。
ゴールド | プラチナ | |
年会費 | 2,200円 | 11,000円 |
還元率 | 通常:1% 楽天市場:3% |
通常:1% 楽天市場:5% |
ETCカード | 無料 | 無料 |
最高利用可能枠 | 200万円 | 300万円 |
付帯保険 | 利用付帯 最高2,000万円 |
自動付帯 最高5,000万円 |
特典内容 | ・国内空港ラウンジ年2回まで無料利用可能 ・誕生月サービス |
・国内・海外空港ラウンジ無料利用可能 ・誕生月サービス ・トラベルデスク対応 ・選べる3つのコース ・ビジネスカード発行可能(年会費2,200円) |
ランクアップする際のおすすめは、楽天市場で買い物すると還元率が5%になる楽天プラチナカードです。通常カードよりも楽天ポイントを効率よく貯められるだけでなく、自動付帯で最高5,000万円の付帯保険を受けられます。
さらに、国内だけでなく海外の空港ラウンジを無料で利用できるなど、特典がものすごく充実しています。将来的にランクアップを検討している人にも、楽天カードはおすすめのクレジットカードです。
楽天カードが向いていない人
楽天カードをおすすめできない人は、他のポイントシステムを利用している場合です。
前提として、ポイントシステムは1点集中で貯めたほうが使い道が増えるので、節約効果が高くなります。逆に複数のポイントに分散してしまうと、利用条件に下限が決められていると使えなかったり、管理の手間が増えたりします。
まとまったポイントを1点集中で貯められれば、利用条件に引っかかる心配がありません。また、貯めたポイントを重点的に管理できるので、期限切れで失効してしまうリスクも最小限に抑えられます。
他のポイントシステムですでにお世話になっている人は、そのポイントを貯められるクレジットカードを活用しましょう。
- Pontaポイント
⇒リクルートカード - Tポイント
⇒Tカードプラス - dポイント
⇒dカード - nanacoポイント
⇒セブンカード・プラス - WAONポイント
⇒イオンカード
楽天カードがあれば楽天ポイントを効率よく貯められてお得になる
楽天カードには数多くのメリットがありますが、やはり一番の特徴はポイントを効率よく貯められることです。貯めたポイントは楽天関連のサービスや提携店舗で利用できるので、節約が見込めます。
さらに、楽天カードは年会費が永年無料であるため、キャッシュレス初心者の入り口としてもおすすめのクレジットカードです。
キャッシュレス初心者に年会費がかかるクレジットカードがおすすめできない理由は、支払った費用分以上の還元を受ける必要が出てくるからです。年会費が有料のカードのほうが特典が手厚く、還元率も高い傾向にあるものの、工夫しながら使わなければなりません。
ぼくは2018年ごろから楽天カードを利用していますが、年会費無料であるために楽にポイントを貯められ、節約になっていると実感できます。楽天経済圏を利用したい人はもちろん、初めてクレジットカードを持つ人にも、楽天カードはおすすめの1枚です。