つちまる@tcdtkhsです。
今回は家計簿アプリのMoney TreeとMoney Forwardどちらがいいのかというのを比較してみました
というのも今ぼくは家計簿をつけるにあたってMoney Treeを使っているのですが、周りを見ているとMoney Forwardを使っているっていう方が結構多いんです。
で、気になったのがこの二つのアプリはどっちが使いやすいんだろうっていうこと。
そこで気になったので試しにMoney Forwardを使ってみたので実際にMoney Treeと比べてどちらの方が使いやすいのか、この記事にまとめてみました。
Contents
家計簿アプリの特徴について
まず家計簿アプリの特徴について簡単に触れていきますね。
家計簿アプリは銀行口座の残高、クレジットカード決済額やポイントカードのポイント、証券会社での投資の保有額などを勝手に反映してくれるアプリになります。
これの便利なところはクレジットカードで決済した内容についてカテゴリーごとにアプリの方で振り分けてくれるんです。
なので今までみたいにレシートを基に「この支出は食費、これは光熱費・・・」みたいな感じで手間をかけて家計簿をつける必要がなくなります。
https://saving-life-cost.net/apply_money-tree/
支出と投資の保有額を反映してくれるということは、自分の純資産を一発で把握することができます。
従来の家計簿ですと家計の収支は理解しやすくなりますが、純資産まで把握することはかなり難しいと思います。
なので純資産まで把握できることで将来設計などが比較的しやすくなるのではないかと思います。
【結論】サクッとつけるならMoneyTree、振り返るならMoney Forward
Money TreeとMoney Forwardどちらがいいのかという結論を一番最初に書いておきます。
まず家計簿にお金を掛けたくないのであればMoney Treeの方がいいです。
しかし月額ワンコインでも支払ってもいいよと言うのであれば間違いなくMoney Forwardの方が使いやすいです。
あと経費の精算も合わせてやりたいっていう場合であればMoney Treeの有料版の方がいいかなという印象ですね。
この二つのアプリの違いについて、まとめてみました
Money Tree | Money Forward | |
連携可能口座 | 無制限 | 10個まで |
閲覧可能期間 | 無期限 | 1年以内 |
画面の特徴 | 月ごとの支出の増減を見れる | カテゴリー内で比較ができる |
反映速度 | 結構リアルタイム | 1日ほどタイムラグがある |
現金精算時の登録 | 手入力 | 手入力・レシート読み込み |
比較①:期間の制限について
というわけでここからはMoney TreeとMoney Forwardの比較をしていきます。
まず両アプリとも無料版と有料版があるのですが、ここでは無料版に絞って比較をしていきます。
無料版においてはMoney Treeではそこまで制限はないものの、Money Forwardの場合はいくつか制限が出てきます。
家計簿を見れる期間についてですが、Money Forwardは現時点から1年以内の支出しか見ることができません。
そのため、「1年前の今頃はどんな生活だったかなぁ?」なんて振り返ることは、Money Forwardではできないのです。
その反面、Money Treeでは閲覧可能期間の制限が無いので、3年前4年前までさかのぼってみることが出来ますよ。
Money Forward有料版のプレミアムサービスに加入することで、1年以上前のデータを閲覧することが出来るようになります。
比較②:連携可能口座数が無制限のMoney Tree、制限があるMoney Forward
またMoney Forwardでは、閲覧可能な期間だけでなく連携可能口座数においても制約があります。
無料版においては、連携可能な口座の数が10しかないという点。
「10もあれば十分なのではないか?」と思われそうですが、この数字はクレジットカードの枚数だけじゃなくて銀行口座やポイント、証券なども含みます。
<家計簿アプリで提携できる口座一覧>
- 銀行口座
- クレジットカード
- 証券会社など投資(楽天証券、Wealth Navi等)
- ポイントカード(Tカード、Ponta等)
- 電子マネー(nanaco,Suica等)
- スマホ決済アプリ(LINE Pay、楽天ペイ等)
そのためこれらまで含めると確実に10は超えるので意外と困ったりします。
10以上登録しようと思うと毎月500円課金してプレミアム版にアップグレードをする必要が出てきてしまいます。
比較③:現金精算時にレシート読み込みができるかどうか
キャッシュレス払いの時は、勝手に決済額を家計簿に登録してくれるので楽ちんです。
しかし一方で、現金で支払ったときは通常の家計簿同様に手入力していく必要があります。
結構ダルイ作業なのですが、これについてはMoney Forwardが素晴らしいことに、現金精算した時にもらうレシートを画像で読み込むことでアプリに登録してくれるのです。
Money Treeの場合だと手入力しないといけないのですが、Money Forwardだとレシートを写真撮影するだけで支払額を読み取ってくれ、アプリ内に反映してくれるのでかなり手軽に記録が出来るのです。
比較④:両アプリの画面の比較
ここからは両アプリの画面について見ていきますね。
Money Treeでは項目ごとに金額が多い順に振り分けてくれますが、Money Forwardではそれに加えて円グラフで表示をしてくれます。
そのためMoney Forwardの方がどの項目にお金をかけているのかというのが一目瞭然なのです。
年間の支出の波が確認しやすい、Money Treeの画面
Money Treeでは、棒グラフで年間の収支の内訳を見ることが出来ます。
<年間支出表>
<年間収支表>
Money Treeでは過去の支出を棒グラフで見ることができるので、どの月が一番支出が大きかったのかというのが一目瞭然で見ることができます。
一方で不便だと思うのが、Money Treeでは月全体を見ることは出来るのですが食費や光熱費などと言ったカテゴリーごとに見ることは残念ながらできません。
そのため、例えば「電気代は何月が一番大きかったのか」ということはこのアプリで確認することはちょっと面倒です。
しかしそういったことを確認することができるのがこれから紹介するMoney Forwardになります
カテゴリーごとに支出の増減を確認できるMoney Forward
一方のMoney Forwardではカテゴリーごとの年間の支出の増減を見ることができます
<自動車の維持費の1年間の推移>
この画像ではぼくが自動車の維持費に絞って見ているのですが、このように何月が一番支出が大きかったのかというのが一目瞭然で分かります。
ちなみに1月がめちゃくちゃ支出が大きいのは自動車保険を一括払いしたことによるものです。
ただし、Money Treeと違って月全体の支出をこの棒グラフのように見ることができないのが欠点。
Money Tree有料版なら経費精算も楽々にできる
マネーツリーでは家計簿計算においては有料版というものはありません。
しかし経費精算においては毎月400円で色々なことができるようになります。
<Money Tree有料版で出来ること>
- AI による経営費自動検出機能
- 経費精算書の作成レシートの読み取り
- クラウド上の保存レシートと明細の自動照合
- 明細データの CSV または Excel 形式での出力
- 毎日の自動バックグラウンド更新
そのため家計簿計算だけでなく経費精算も兼ねてするのであれば、Money Treeの有料版がいいのかなぁ、という感じです。
Money Forward有料版でなら口座数などの制限が無くなる
一方のMoney Forwardですがこちらの有料版は家計簿をつける上ではかなり重要になります。
プレミアムサービスと言って毎月480円がかかりますが、まず連携可能な口座数が無料版では10しかできないのに対して、有料版にすれば無制限になります。
ちなみに初月(30日間)無料です。
また家計簿の記録は無料版では12ヶ月までしか見ることができませんが、有料版にすればさらにその以前までさかのぼることができるようになります。
ちなみにこちらのプレミアムサービスは30日間であれば無料で試すことができるようになります。
通常版 | プレミアム | |
連携可能口座 | 10まで | 無制限 |
閲覧可能期間 | 12ヶ月以内 | 無期限 |
月額費用 | 0円 | 480円/月 |
なのでまず試しに30日間試してみて便利だと思ったら更新を続ければ良いのではないかと思います。
この他にも理想の家計と比較して家計診断をすることができたり、連携先データを常に最新状態にすることができるようになります。
理想の家計にとらわれる必要はないものの、第三者的に見て自分の家計簿ってどうなんだろうなっていうのを測る面白い指標になると思います。
<その他Money Forwardプレミアム版の特典>
- 連携口座の自動更新頻度が上がる
- カードの未確定利用残高表示
- 家計診断
- 資産・負債内訳の推移グラフ
- 広告非表示
- CSVダウンロード
MoneyTreeとMoney Forwardどっちが使いやすいの?結論
というわけでMoneyTreeとMoney Forwardはどちらが使いやすいのか、というまとめに入ります。
- 無料版でも銀行口座・クレカの登録枚数に制限が無い
- 決済額、口座残高など、結構リアルタイムで反映してくれる
- しかしその月の支出内訳は見にくいので、振り返りはちょっと面倒
- 経費の精算も行うことが出来る(有料版)
- 無料版だと口座登録数・支出額を見れる期間に制限がある
- この制限を取り払うなら月480円の有料版に登録する必要あり。
- その月の支出の内訳を円グラフで表示してくれるので、どんな支出が多かったのか一目瞭然となる
- 現金払いの際、レシートを写真撮影するだけで金額を反映してくれる
どちらがいいのかといわれると、無料で使うのであれば制限が無いMoney Treeがいいですね。
しかし、Money Forwardであればカテゴリーごとに支出推移を見ることができ、どんな支出が多かったのか一目で見られるので、少しでもお金を掛けていいと思うのであれば間違いなくMoney Forwardがいいです。
ぼくは月500円払っても、Money Forwardの画面の見やすさには価値があると思うので、今後の家計簿はMoney Forwardに任せる予定です。