毎日車に乗る人にとっては、ガソリン代がかなりかさみますよね。ガソリン代を少しでも安くおさえるだけでも、家計改善につながる可能性は十分にあります。
ガソリン代を節約したい人は、各サービスが実施している割引制度やポイントシステムを利用しましょう。特に宇佐美系列のENEOSはポイントを併用して貯められるので、二重でお得になります。
この記事では、宇佐美系列のENEOSで安くガソリンを入れる方法について、以下の内容を解説しています。
- 宇佐美・ENEOSそれぞれのポイントシステムの概要
- 実際に安くなる金額
- さらに宇佐美系列のENEOSで安くする方法
ガソリン代の支出を少しでも抑えたい人は、ぜひ参考にしてみてください。なお、ENEOSを安くするためにはENEOSカードが欠かせません。これを機に、ぜひ発行しておきましょう。
Contents
宇佐美系列のENEOSでカード決済すればポイントを併用できる
宇佐美系列のENEOSで安くガソリンを入れる方法は、宇佐美の会員登録をしたENEOSカードで決済することです。
さまざまな業者がENEOSの看板を掲げて運営していますが、その中でも宇佐美は独自のポイントシステムと併用できることが特徴です。ENEOSが提供しているポイントシステムでももちろん利用可能です。
例えばガソリンを30ℓ入れた場合、ENEOSカードSタイプなら2円/ℓ引き、宇佐美のポイントシステムなら1円/ℓ引きになり、90円も安くなります。ENEOSカードの選び方次第ではもっと割引率を上げられるので、さらにお得にガソリンを入れられます。
ENEOSカードの種類3つと還元率をそれぞれ解説
宇佐美系列のENEOSで安くガソリンを入れるために、ENEOSカードは欠かせません。ENEOSカードには以下3タイプがあり、選び方によって割引額が変わってきます。
- Cカード
⇒ガソリン・軽油が最大7円/ℓ引き - Pカード
⇒最大3%のポイント還元 - Sカード
⇒ガソリン・軽油が一律2円引き
それぞれの特徴を解説します。
Cカード
Cカードの特徴は、1ヶ月間のカード利用額に応じて最大7円/ℓの割引が受けられることです。利用金額と割引額の関係は、以下の通りです。
1ヶ月間の利用額が大きいほど、ガソリンが割引されます。逆に、1ヶ月の利用額が1万円未満の場合は割引額が少ないので、後述するSカードのほうがいいでしょう。
Pカード
PカードはENEOSカードの中で唯一ポイントシステムとなっており、利用額に対して最大3%が還元されます。
ガソリン1ℓ=170円の場合だと、5円相当が還元されることになります。このことから、1ヶ月間の利用額が5万円未満の人は、CカードよりもPカードのほうがお得と言えるでしょう。
ただし、Pカードで還元されるポイントには2年間の有効期限があるので、失効しないように注意が必要です。ポイントの管理が苦手な人はCカードもしくはSカードを選びましょう。
Sカード
Sカードは1ヶ月間の利用額に関係なく、一律2円/ℓの割引を受けられるカードです。先述のCカードやPカードに比べると、恩恵が少ないと感じる人もいるでしょう。
しかし、Pカードと違ってポイントの有効期限を管理する必要がないので、誰でも簡単に割引を受けられます。
同じく1ℓ当たりで割引を受けられるCカードとの選び方については、1ヶ月あたりの利用額が1万円未満の場合はSカードがおすすめです。1万円未満だとCカードでは、割引額が1円/ℓにしかならないからです。
Sカードは車に乗る頻度が少ないなど、ガソリンの支出額が少額な人におすすめです。
宇佐美のポイントシステム「Usappy会員」をサクッと解説
宇佐美系列のENEOSでは、ENEOSカードによる割引・還元だけでなく、宇佐美独自のポイントシステムによる割引も受けられます。ここからは、宇佐美のポイントシステム「Usappy会員」の概要と、ポイントの貯め方・使い道について解説します。
概要
宇佐美の会員制度である「Usappy会員」に登録すれば、ガソリンを入れた量に応じてポイントが還元されるようになります。Usappy会員になると、以下のような会員カードが渡されます。
Usappy会員になると1円/ℓ引きでガソリン・軽油を入れられます。
ポイントの貯め方
Usappyポイントの貯め方は、大きく以下いずれかの方法になります。
- スタンドの機械にカードを読み込ませる
- 決済するクレジットカードと連携する
Usappy会員とクレジットカードと連携しておけば、カード決済するだけでUsappyポイントも貯められます。会員カードを持ち歩く必要がなくなるので、クレジットカードで決済する人はUsappy会員と連携しておきましょう。
Usappyポイントの3つの使い道
貯めたUsappyポイントの使い道は、以下の3つです。
- ガソリンの支払いに充てられる
- 宇佐美のオンラインショップ「うさマート」で使える
- 電子マネーなどに1P=1円相当で交換できる
いずれも最低金額500円から利用できます。
なお、交換に対応している電子マネーは以下の通りです。
- Edy
- nanaco
- Amazonギフト券
- iTunesポイント
- JCBギフトカード
ご自身にとって使いやすい方法で、貯めたポイントを交換しましょう。
宇佐美系列のENEOSでENEOSカード決済時の割引額
宇佐美系列のENEOSを利用すれば、双方の割引サービスを受けられます。
ここからは、宇佐美系列のENEOSを利用した際に、ENEOSカードで決済した場合の割引額について解説します。
なお、前提としてガソリン代は2022年10月現在の170円/ℓで計算を進めます。また、ENEOSカードでの決済額の全額を、宇佐美系列のENEOSでガソリンを補給したものとします。
【例①】9,010円(53ℓ)のガソリンを入れた場合
毎月9,010円(53ℓ)のガソリンを入れた場合の割引額は、以下の通りです。
Cカード | Pカード | Sカード | |
ENEOS | 53円 | 270P | 106円 |
Usappy | 53円 | 53円 | 53円 |
合計 | 106円 | 323円相当 | 159円 |
1ヶ月間の利用額が1万円未満の場合は、Pカードが最もお得と言えます。Cカードでは1円/ℓ引きの恩恵しか受けられないので、割引額が最も低い結果となりました。
【例②】20,060円(118ℓ)のガソリンを入れた場合
20,060円(118ℓ)のガソリンを入れた場合の割引額は、以下の通りです。
Cカード | Pカード | Sカード | |
ENEOS | 472円 | 600P | 236円 |
Usappy | 118円 | 118円 | 118円 |
合計 | 590円 | 718円相当 | 354円 |
Cカードの割引額は4円/ℓなのでSカードよりも高還元となったものの、まだPカードのほうがお得です。
【例③】70,040円(412ℓ)のガソリンを入れた場合
70,040円(412ℓ)のガソリンを入れた場合の割引額は、以下の通りです。
Cカード | Pカード | Sカード | |
ENEOS | 2,884円 | 2,100P | 824円 |
Usappy | 412円 | 412円 | 412円 |
合計 | 3,296円 | 2,512円相当 | 1,236円 |
Cカードの割引額は最大値の7円/ℓとなり、Pカードを上回る結果となりました。
上記の計算結果より、利用額が多いほどCカードがお得になると言えます。
宇佐美会員とENEOSカードを連携する方法
宇佐美会員とENEOSカードと連携する方法は、以下の2つです。
- 宇佐美のガソリンスタンドで店員さんにお願いする
- Usappy会員マイページより進める
店頭で宇佐美会員の登録をする人は、その場でクレジットカードの連携について相談してみましょう。Web経由で登録したり、店頭で登録してカードの連携を忘れたりした場合は、マイページからでも行えます。
宇佐美のクレカ「Usappyカードプラス+」はENEOSカードよりもお得??
宇佐美ではポイントを貯められるUsappyカードだけでなく、独自のクレジットカード「Usappyカードプラス+」があります。要するにUsappy会員のクレジットカード版です。
ここからは、Usappyカードプラス+の概要を説明した上で、ENEOSカードとどちらがお得なのかを比較してみました。
Usappyカードプラス+の概要
Usappyカード+の還元率は「100円ごとに1ポイント」および「1円/ℓ引き」となっています。つまり、9,010円(53ℓ)の還元額は以下の通りです。
9,010×0.01+53(ℓ)
=90+53
=143円
還元率は1%を確実に上回るので、クレジットカードとしては優秀と言えます。しかし、ENEOSカードのほうがお得に決済できてしまうため、基本的にはおすすめできません。
ENEOSでUsappyカードプラス+を利用する場合
ENEOSでUsappyカードプラス+を利用する場合、最もお得に決済できる方法がTポイントとの併用です。しかし、Tポイントの還元率は200円ごとに1ポイントと、ENEOSカードやUsappyカードに比べると、やや低めとなっています。
ガソリンを9,010円(53ℓ)補給したときのUsappyカードプラス+とENEOSカードを利用した場合の割引額を、それぞれ算出してみました。
割引額 | |
ENEOSカード(Pカード) +Usappy |
323円相当 |
Usappyカード+ +Tカード |
=90+53+45 =188円相当 |
上記より、ENEOSカードにUsappyカードを連携したほうがお得という結果になり、利用額が増えるほどさらに差が広がります。
宇佐美系列のENEOSでガソリン代をさらに安くするならENEOSでんき切り替えがおすすめ
ENEOSのガソリン代をさらに安く済ませるのであれば、電力会社をENEOSでんきに切り替えましょう。ENEOSでんきの利用料をENEOSカードで支払いすれば、ガソリン代がさらに1円/ℓ割引されます。
さらに、ENEOSでんきは東京電力を始めとした、大手電力会社よりも料金設定が安いことが特徴です。ENEOSでんきに切り替えれば電気代だけでなくガソリン代も安くなり、効率よく節約できます。
まだ新電力に乗り換えていない人は、ぜひENEOSでんきへの切り替えを検討してみてください。
宇佐美系列のENEOSでガソリン代を節約するならENEOSカードは必須
宇佐美系列のENEOSで最も安くガソリンを入れる方法は、ENEOSカードにUsappyカードを連携させることです。ENEOSカードによる割引とUsappyカードのポイントの還元を二重に受けられるので、普通に支払うよりもはるかにお得になります。
ENEOSカードには3種類ありますが、基本的にはPカードが最も割引額が大きくなります。しかし、Cカード割引額が大きくなるとPカードよりもお得になるので、1ヶ月間の決済額に応じてカードを選ぶといいでしょう。
近所に宇佐美系列のENEOSがある人は、ガソリン代を節約するためにENEOSカードを活用してみてください。