沖縄観光の交通費で痛い目を見ました、つちまる@tcdtkhsです。
沖縄に行ったらみなさんはどんなところへ行く予定ですか?
ぼくは北は今帰仁方面まで、南はひめゆりの塔まで行ってきました。
しかし、そこへ行くまでに問題になったのが、交通手段であるバスについて。
沖縄では本州みたいに電車があるわけでもなく、公共交通手段はバスのみとなります。
そして、そのバス代がとにかく高い!
しかし、沖縄では高いバス代に反してレンタカーがかなり安いのです。ルートによっては一人旅行でもレンタカーの方が安く済むこともあります。
この記事では沖縄旅行においてはバスとレンタカー、どちらが安く済むのか比較してみました。
Contents
沖縄でレンタカーを借りたらおいくら?
沖縄でレンタカーを借りたら最安値でいくらなのか、じゃらんにて実際に調べてみました。
レンタカー会社 | 1日あたりの最安値 |
海・空レンタカー(那覇) | 2,320円 |
japan car sharing | 2,580円 |
アクアレンタカー | 3,200円 |
これにプラスして、移動の際に消費したガソリン代が乗っかってきます。
2,3日借りる場合は単純計算でこの金額に2倍3倍として行けば算出できますが、業者によってはそれよりも安く借りれる場合も多いです。
ちなみにぼくが住んでいる栃木県で検索してみたところ、1日あたりの最安値で3,780円でした。
このことを考えると、沖縄のレンタカーはかなり安いと見ていいでしょう。
沖縄の交通事情について
では沖縄県の交通事情についてなのですが、沖縄ってかなりの車社会なんです。
考えられる要因の一つとしては、そもそも電車が存在しないという点。
電車を当たり前のように使っている本州の人間にとっては、あまり実感が湧かないかもしれませんね。
唯一那覇市の中心街にモノレールは通っているのですが、市外には通っていないので那覇市を出ようと思うと、必ず車が必要になります。
公共交通機関で那覇市外へ移動するのであれば、バスが主な手段となります。
調べた限り、北は辺土名まで、南はひめゆりの塔の方までバスが出ていました。
本島内においてはバスのルートは結構張り巡らされていて、沖縄県内にはバス会社が4社も運行しているというほどですから、バスの需要は高いと言えるでしょうね。
那覇空港から各観光スポットまでのバス運賃
バスがあるならそれ使えばいいじゃん、と言いたいところなのですが、ここに触れるにあたってまずバス運賃について見ていきます。
まずバスで移動しようと思ったら、片道だけでも結構高くつきます。
我々本州の人間は東京⇒名古屋間を3,000円程度で移動できるのが当たり前になっていますが、この基準で沖縄に行くと、割高感は間違いなくあります。
<那覇空港から主な観光地までのバス運賃>
那覇空港からの行き先 | 片道運賃 |
琉球村 | 1,160円 |
道の駅許田 | 1,880円 |
今帰仁城跡 | 2,790円 |
美ら海水族館 | 2,740円 |
ひめゆりの塔 | 1,050円 |
他の県で観光するために移動しようと思ったときに電車で数百円~千円台で行けることを考えると、沖縄の観光スポットへ行こうと思ったら結構お金が掛かる印象です。
それで2か所3か所移動しようと思ったら、バス代がかさむのは言うまでもありません。
レンタカーとバス、どちらがいいの?
沖縄のレンタカー相場が本州に比べてかなり安く、バスで移動しようと思ったら費用がかなりかさむのはお分かりいただけたと思います。
じゃあ沖縄の観光ではレンタカーが必須なのか、と言われると、少なくとも選択肢にいれた方がいいのは間違いないです。
必要かどうかは観光プラン、滞在日数によって交通費は変わってきますからね。
ここからはレンタカーとバスではどちらがお得になるのか、旅行プランごとに計算してみますね。
レンタカーで移動した方がお得な人
レンタカーを利用した方がお得になる人はこんな人ですね。
- 那覇市外の観光地を2か所以上回る人
- 名護市よりも北側へ向かう人
それぞれの状況ごとに、実際にかかるであろう交通費を基に比べてみました。
1.那覇空港→琉球村→道の駅許田→那覇空港のルート
まず一例として、那覇空港から琉球村、道の駅許田を回って那覇に帰ってくるときにかかる費用を計算してみました。
バスで移動する場合
乗車場所 | 目的地 | 運賃 |
那覇空港 | 琉球村 | 1,160円 |
琉球村 | 道の駅許田 | 1,070円 |
道の駅許田 | 那覇空港 | 1,880円 |
合計:4,110円
レンタカーを1日2,340円で借りる場合
乗車場所 | 目的地 | 距離 | ガソリン代 |
那覇空港 | 琉球村 | 34.3km | 343円 |
琉球村 | 道の駅許田 | 29.1km | 291円 |
道の駅許田 | 那覇空港 | 63.4km | 634円 |
ガソリン代合計:1,268円
※計算を簡素化するため、レンタカーの燃費13.5km/ℓ、ガソリン料金135円/ℓとする
※那覇空港→琉球村、道の駅許田→那覇空港間では高速道路は使わないものとする
レンタカー代との総額:2,340+1,268=3,608円
結論:レンタカー移動の方が500円程安くなる
※バス運賃はバスナビ沖縄を参照
※各区間の距離はグーグルマップを参照
このように、2か所以上観光地を回る場合はレンタカーを借りたほうがお得になることがお分かりいただけたと思います。
2.那覇空港→名護バスターミナルへ行く場合
また、名護市より北の方へ移動する場合は観光地1か所だけ回る場合であってもレンタカーの方が安くなります。
ここではバスで観光する場合の中継地になることが多いであろう、名護バスターミナルまで行く場合の交通費を計算してみました。
バス移動の場合
- 那覇空港→名護バスターミナル:2,190円/片道
- 往復運賃:4,380円
レンタカー移動の場合
- レンタカー代:2,340円
- ガソリン代:1,380円(往復138.0km)
- 合計:3,720円
結論:名護より北方面へ行くのであればレンタカーの方がお得
レンタカーを利用しない方がお得な場合
その一方でレンタカーを利用しない方がお得になる場合もあります。
それがこんな人たち
- 観光を那覇市内で済ませる人
- 名護市以南や南部方面を回る予定の人
那覇市内にはモノレールが通っているので、それで観光地へ向かえばレンタカーの必要はありません。
国際通りであれば空港から徒歩で行くこともできますし、首里城もモノレールで行くことが出来ます。
あと、那覇市内は車の渋滞がハンパないので、利便性という意味でも却って都合が悪いです。
南部方面も、那覇からそんなに距離が無いことからバスの方がお得になると言えます。
例えばひめゆりの塔へ行くのであれば、空港から片道1,050円、往復でも2,100円程度で済んでしまうのでレンタカーの方が割高になります。
まとめ
というわけで沖縄での観光はバスとレンタカー、どちらがいいのかという議題をまとめていきます。
- 沖縄ではレンタカーが安い。最安値で1日2,340円から借りれる
- 那覇市外へ観光に行くのであればレンタカーがオススメ。特に名護市以北へ行く人や2か所以上回る予定の人はレンタカーの方が安く済む
- バスを使うなら那覇から遠くない観光スポット(名護市以南、本島南部)を回る場合のみならアリ
那覇→恩納村→今帰仁村というルートをバスで移動したぼくは、1,000円以上も余計に使っていることが分かりました。
ちょっと遠い場所へ旅行しようと考えているみなさんは、ぼくみたいなことにならないようにレンタカーを借りることをお勧めしますよ。
あ、当然ですが車の運転をする準備(運転免許、必要な人は眼鏡など)を忘れないように気を付けましょうね。