スマホやインターネットの契約の際に、契約期間の縛りで悩まれる方は少なくないと思います。
ぼくも今契約しているBroadWiMAXが3年縛りなので、そのことを考えると不自由な感じがしています。

しかし契約期間の縛りが無いネットがあると聞いたらみなさんどうでしょうか??
そんなネットが実は最近、見つかりました!
それがこちら、Nomad SIMというもの。
こちらの記事ではNomad SIMの特徴と、どんな人が契約するべきなのか、説明していきますね。
Contents
Nomad SIMの4つの特徴

通信専用のSIMカードNomad SIMはどんな特徴があるのか、他社との違いはどこにあるのか、まずは見ていきます。
まず特徴としてはこの4つが挙げられますね。
- 契約期間の縛り無し
- 速度制限なし
- ソフトバンク回線を使用している
- 100GBもしくは300GBのいずれかから選ぶ、シンプルな料金体系
それぞれ詳しく解説していきますね。
契約期間の縛りが無い
まずNomad SIMの最大の特徴として、契約期間の縛りが無いことが挙げられます。
他社通信専用SIMにしても、モバイルルータにしても、多かれ少なかれ縛り期間があります。
格安SIMであれば最初の一年間、モバイルルータであれば2-3年は設けているところが多いです。
しかし、Nomad SIMの場合は最初の一か月間だけ使用した後に解約したとしても、解約金が掛かることなく解約することが出来ます。
なので、いざ使ってみて不満があったり、使う必要が無くなったりした場合は躊躇なく解約することが出来てしまうのです。

3日間10GBなどの、速度制限が無い
他社では存在する、3日間で10GB以上使用した場合に速度制限が掛かるようなこともNomad SIMではありません。
一か月間の上限を超えない範囲であれば、一日にいくら容量を使ったとしても問題ありません。
実際のところは一人で使用する分には3日間で10GB使うような事態は無いのですが、容量を気にすることなくネットが使えるというのは、嬉しい仕組みですよね。
ソフトバンク4G LTE回線を使用している
Nomad SIMではソフトバンクの4G LTE回線を使用しています。
速度も最大187.5Mbpsと、かなり早い通信を実現できています。
最大速度 | |
ダウンロード速度 | 187.5Mbps |
アップロード速度 | 37.5Mbps |
100GBもしくは300GBのどちらかから選ぶシンプルな料金体系
格安SIMの料金プランって結構ごちゃごちゃしてて分かりにくいことって無いですか??
Nomad SIMはこの辺はすごいシンプルで、毎月の容量が100GBもしくは300GBのいずれかから選ぶだけとなります。
<Nomad SIMの料金プラン>
料金 | |
申し込み時の事務手数料 | 3,240円 |
100GBプラン | 月額3,600円 |
300GBプラン | 月額4,600円 |
ぼくは今、DMMモバイルを利用しているのですが、1GB単位から料金が設定されているので、自分に適したプランを見つけ出すのが大変でした。
しかしNomad SIMの場合はこの2択しか無いので、迷うことが無いのです。
この二択であれば、どっちが適しているのか迷うことってまず無いですよね。
Nomad SIMの使い方は?
ではNomad SIMはどうやって使うのか?という点について解説していきます。
ちなみに注意点としては、Nomad SIMは通話対応SIMは置いていないので、スマホにセットしても電話はできないので注意が必要です。
そのため、使い方は恐らくこの二択
- メインはタブレット端末で使用し、必要に応じて他端末をテザリング接続
- ソフトバンク回線対応のモバイルルータに接続する
それぞれ見ていきますね。
ソフトバンク対応のモバイルルータ端末で使用
まず一つは、ソフトバンク対応のモバイルルータ端末にセットして使用する方法です。
個人的には、こちらをおすすめしたいです。
モバイルルータを使用するメリットは、バッテリーの持ちがいいこと。
外で仕事をする機会が多い人にとっては、必須のアイテムといっていいでしょう。
SIMフリー端末をはじめとした、ソフトバンク回線に対応している端末を購入して利用しましょう。
端末によっては動作しない、もしくは通信速度が下がってしまう恐れもあるので、その端末で作動するかどうかは、事前に確認したうえで購入するようにしましょう。
メインはタブレット端末で使用、他端末はテザリングで接続
次に紹介するのはiPadなどのタブレット端末でメインで使用し、他のPCやスマホなどに接続するときはテザリングを用いて接続するという方法です。
タブレットはSIMフリー端末、もしくはソフトバンク回線のものを選びましょう。
タブレット端末を毎日持ち歩くような人にとっては、荷物も減らせるメリットがあります。
タブレット端末のヘビーユーザーはこちらの使い方がいいかと思います。
しかしデメリットとしては、タブレットのバッテリー消費が早くなるという問題です。
そのため、外でも仕事をするような人にとっては、あまり適さない方法かな、と思いますね。
既存Wi-Fiや格安SIMとNomad SIMの比較
Nomad SIMを選ぶうえで、格安SIMの通信SIMにするか、WiMAXをはじめとしたモバイルルータにしようか迷うのではないでしょうか。
というわけでどちらが優れているのか、比較してみました。
モバイルルータについては、ぼくが使っているBroadWiMAXのギガ放題プランを基に比較します。
格安SIMについては、Nomad SIMがソフトバンク回線ということでLINEモバイルを例に比較してみます。
Nomad SIM | BroadWiMAX | U-mobile S | |
料金プラン | 100GB | ギガ放題 | 30GB |
料金 | 3,600円 | 3,610円 | 4,980円 |
契約期間 | 無し | 3年 | 無し |
通信速度(Mbps) | ダウンロード:187.5 アップロード:37.5 |
ダウンロード:867 アップロード:75 ※ |
公式データ無し |
速度制限 | 無し | 3日で10GB | 無し |
対応エリア | ソフトバンクエリア | WiMAX2+エリア au4GLTEエリア |
ソフトバンクエリア |
※WiMAXはW06の機種契約時の数値。ダウンロードについては無線通信時の数値
金額的にはNomad SIMはWiMAXと違いはありません。
この両者を金額以外の面で比較してみると
- 契約期間、速度制限が無く使い勝手がいいのはNomad SIM
- とにかく通信速度が速く快適なWiMAX
と見ることが出来ます。
格安SIMの例として出した、U-mobileについては、表を見比べた時点で検討する余地は無いでしょう。
1GB当たりの金額を考えると、全然割に合いませんからね。
使い勝手のいいNomad SIMのデメリット
契約期間の縛りが無く、かつ通信速度制限も無いため使いやすいように感じるNomad SIMですが、果たしてデメリットはあるのでしょうか。
ぼくが思うデメリットは二つあります。
- JCBクレカでの支払いが不可
- ソフトバンク回線である
それぞれ見ていきますね。
支払い方法はクレジットカードでしか対応していない

まずNomad SIMの支払い方法は、クレジットカードのみとなっています。
口座引き落としはもちろん、デビットカードでも支払い不可です。
ぼくはクレカ利用推奨派なので、それだけなら全然いいのですが、対応しているクレカがVISA,MasterCard,American Express,JCB,ダイナーズとなっています。
なので現状としては現金で支払いたいという人は、諦めてカード払いするしかないのです。
ソフトバンク回線であることがデメリットになる人もいる

大抵の人はあまり気にしなくてもいいポイントなのですが、ソフトバンク回線を利用していることがデメリットになる人も中にはいます。
地域差もあると思いますがソフトバンク回線って基本的に田舎の地は通信状態が悪いです。
実際にぼくの住んでいる町でも、ソフトバンクの電波が通らないと聞いたことがあります。
つちまるが住んでいる土地について
市町村は非公表にしますが、
- 人口12,000人程度
- スーパーは町内に一軒のみ
- イノシシやタヌキが良く出没する
- 最寄りのマクドナルドまで車で片道30分
こんな感じの長閑な田舎に住んでおります。
まあぼくが住んでいる町は場所によってはソフトバンクどころかau回線ですら繋がらない場所もあるんですけどね。
とはいえこの辺は、実際にあなたが住んでいる地域で使ってみないと分からない部分があるので、まずはソフトバンク公式サイトで電波対象エリアなのか、確認したうえで契約をしましょう。
それでも繋がらないような場合は、諦めて解約するしか無いんですけどね・・・
実際にサービスエリアマップでは対象エリアとなっていても、実際に現地では使えなかったという話はよくあります。
こればかりは、あくまで参考程度に留めておいたほうがショックは少ないでしょうね。
こんな人はNomad SIMを利用しよう
以上のメリットデメリットを踏まえた上で、Nomad SIMを利用すべき人はどんな人なのか、考えてみました。
- 契約期間の縛り無し
- 速度制限なし
- 100GBもしくは300GBのいずれかから選ぶ、シンプルな料金体系
- 支払い方法がクレカのみ
- ソフトバンク回線のため、地方では使えない場所も多いかも
<こんな人はNomad SIMを選ぼう>
- 月間使用量が100GB以下
- 外でもネットを使う機会が多い
- 直近で別の土地に移住する、もしくは海外へ行く予定があるけど、ネット環境が必要な人
まず毎月の使用量が100GB以下の人は、Nomad SIMを利用した方が色々と動きやすいですね。
WiMAXは3年縛りがあるので、いざ何かあった時に解約手数料が掛かってしまいますし。
300GBプランを選ぶなら、安さ・通信速度の速さが優れているWiMAXを選んだ方がいいでしょうね。
とはいえ、直近で別の土地へ移住したり、海外へ行ってしまう予定があるのであれば、300GBであってもNomad SIMの方がいいでしょうけどね。
ネット回線については、ライフスタイルに合わせて選び方が変わってくるので、よろしければこちらもご参考にどうぞ。

まとめ
というわけでNomad SIMを利用した方がいい人についてまとめてみます。
- 月間使用量が100GB以下
- 外でもネットを使う機会が多い
- 直近で別の土地に移住する、もしくは海外へ行く予定があるけど、ネット環境が必要な人
データ通信専用SIM自体は、既に格安SIMがあるのですが、それと比べると値段が格段に安いうえに、契約期間の縛りと速度制限が無いというメリット付きです。
無いと不便なネットですが、いざ使う必要が無くなって解約するってなった時、解約金などが掛かって面倒になってしまいます。
その面倒ごとを無くせるという魅力的なデータ通信SIMなんですね。