保険

まだ保険にお金払ってるの?独身社会人が生命保険加入が不要な理由

生命保険は一切加入してません、つちまる@tcdtkhsです。

ぼくは今まで縁が無かったのですが、周りに生命保険に加入している人って結構いるんです。

で、なんで生命保険に入ったのかと聞いてみると

読者
読者
イヤ、入っといた方が将来何とかなるし…

という、かなりあいまいな理由。

ルリまる
ルリまる
何とかなるってもう他力本願みたいな感じじゃねーか。この人たち思考停止してんのか?
つちまる
つちまる
そりゃその人たちなりに考えて決めてるはずだろうけど、保険に入っていれば不安が解消されるって考えはちょっとまずいよね。

結論から言うと、単身世帯には生命保険はほぼ例外なく不要と言っていいです。

ここから長文になりますので、結論だけ知りたいという方はこちらからどうぞ

生命保険ってどんなものがあるの?

生命保険とひとくくりに行っても、色んな企業が色んなサービスを出していて複雑になっています。

しかし、元を見ていくとどのプランも大きく3つに分かれます。

  • 医療保険
  • 養老保険
  • 死亡保険

いずれも自分の人生に万が一があった時に備えるための保険です。

生命保険は自分のリスクにギャンブルを掛けているようなもの

「将来の不安に備える」と言えば聞こえはいいですが、生命保険とは言い換えると「自分に降りかかるであろうリスクに掛け金をかけるギャンブル」です。

例えばガン保険であれば「”自分がガンにかかったらお金がもらえる”可能性にお金を払っている」というもの。

リスクによっては将来的に降りかかる可能性が高いものもあるかもしれません。

しかし、「何となく不安だから」と言う理由で可能性がごくわずかなリスクにお金を支払うのって無駄じゃないのか、と言う話です。

独身である限りは生命保険は一切不要

家族が出来たり、自分の子供を持ったりすると話は変わると思いますが、

独身である限りは生命保険は一切不要です。

死亡保険も医療保険も養老保険も全部不要です。

その理由について見ていきます。

生命保険が不要な理由

死亡保険について

まずは死亡保険が不要な理由から見ていきます。

死亡保険とは、自分が万が一無くなった時に家族・身内にお金を残すための保険です。

死亡保険の受取人は誰??

ではあなたに質問です。もしあなたが無くなった時、その保険金は誰が受け取りますか??

独身で自分に家族がいないのであればお金を残す必要は特にないですよね。

残す先は自分の両親?兄弟??

まあ彼らは自分自身でなんとかするでしょう。

お金を残す相手がいないのに自分の命にお金をかけるのは無駄なので死亡保険は必要なしです。

ルリまる
ルリまる
ちょっと待ってー。そうするとさ、自分が死んだ後にかかるお金とかどうなるの?生命保険掛けてないと、自分の親族に金銭的な負担を強いることになっちゃうよね。
つちまる
つちまる
死亡保険に加入しない以上、その辺は自分の貯金で賄うしかないだろうね。じゃあ自分が死んだ後にいくら必要なのか、調べてみようか。

もし自分が亡くなってしまったときにかかるお金はいくら??

誰だって死にたくないですが、それでもいつか死はやってきます。

若くて健康だからと言って、明日生きられる保証はないですよね。

じゃあ、万が一自分が亡くなってしまったとき、いったいいくらお金がかかるのか?と言う話です。

自分が死んでしまった後にかかるお金は細かいものもいろいろありますが、確実にかかるものが墓石代と葬儀代。

独身であれば両親と同じ墓石に入ることになると思うので墓石代はかからないと思いますが、問題は葬儀代。

葬儀代は地域によって値段が違うそうで、全国平均は137.3万円、ぼくの実家がある三重県の場合だと139.8万円になります。

つまり、いつ死んでもいいように最低でも140万円は通帳に入れておけば死亡保険に加入する必要は一切無いと言えます。

養老保険

契約期間を50-60歳くらいに設定し、契約満期まで払い終えることで満期給付金としてお金を受け取ることが出来ます。

満期までの期間は死亡保障も付いているプランが多いので契約満期まで生きていても死んでしまってもお金が入ってくると言う手堅い保険と言えます。

今後年金は無くなることが予測されるので、老後の資金形成にうってつけのように思えます。

ケーススタディ:養老保険を満期まで契約したらいくら受け取れる?

では、この養老保険を老後引退までに積み立てた場合、いくらもらえるのか計算してみました。

<条件>

  • 支払いは29歳から60歳までの31年間
  • 基準保険金は100万円
  • 特約・オプションは無し

参考:かんぽ保険

養老保険の内訳として、満期までの間に死亡した時に受け取ることが出来る死亡保障と満期まで契約した時に受け取れる満期保険金の2つがあります。

端的に説明すると、満期まで契約した場合は死亡保障と満期保険金の両方を受け取ることが出来ます。

つまり、基準保険金額が100万円の場合、満期保険金100万円+死亡保険金100万円=200万円を受け取ることが出来るという計算になります。

その200万円をもらうまでに支払う金額の総額は・・・

最低104万円からになります。

3ヶ月ごとに保険料を納めた場合で109万円(17,612円×31年×2)

つまり、31年かけて109万円積み立てた場合、最大で200万円もらえる可能性があるという計算になります。

これの同額を投資で回した場合

先ほどの養老保険で積み立てた金額を、今度は投資で回してみました。

期間は保険の時と同じように31年とします。

その結果がこちら。

参考:楽天証券

利率4%にした場合、16万円も差が出ています。

投資信託での平均の利回りが4-6%と言われているので、この数字をたたき出すことはかなり現実的です。

参考:http://okanenogakkou.net/1315

それどころか、運が良ければそれ以上のお金が返ってくる可能性があるのです。

もちろん、投資である以上はその金額より下がったり、元本割れする可能性だってあります。

けど、現実的な可能性である以上は投資に回した方がお得感ありますよね。

ただし今回の計算は、実際にかかる税金を度外視した計算です。

実際には養老保険の受取も投資の利回り金も、いずれもいくらかの税金はかかります。

結論、養老保険で積み立てるよりも投資で回した方がお得

投資である以上リスクは確かにありますが、利率4%が現実的な数字であることから保険で積み立てるよりも投資で回した方がリスクは少なくリターンも大きいことが分かります。

そういう意味で、養老保険に入る意味もありません。

ルリまる
ルリまる
なるほどー。リスクが少なくてリターンが大きいなら投資の方がいいな。けど、投資ってアンポンタンな人には敷居が高いんじゃね?だと意味なくない??
つちまる
つちまる
(アンポンタンとか久々に聞いたなww)
確かに投資は突き詰めるとすごい難しいから敷居が高そうに感じるよね。けど、最近はロボアドバイザーと言って勝手に資産運用してくれるサービスもあるんだよ
ルリまる
ルリまる
おぉー!そんなのもあるのか。教えて教えて!

投資のことを学ぶのが面倒ならロボアドバイザーがオススメ

投資で回した方が効率いいとは言ったものの、投資のことを知るのってかなり大変です。

そんな人には、ロボアドバイザーにお任せしてしまうのがオススメです

ロボアドバイザーとは、運用プランを基に資産分配から金融商品の選定、積立まで自動で行ってくれる資産運用の方法です。

ぼくも半年ほど前から使っていて、現時点では利率1%くらいにしかなっていないのですが、中にはロボアドバイザーだけで利率10%になっている場合もあるそうです。

数あるロボアドバイザーの中でもおすすめなのが、WealthNavi

10万円から始められ、機械的に積み上げられるので目先の上下変動に左右されることなく淡々と積み上げられる仕組みが出来上がっています。

出金したいときも最短で3営業日後にできるので、ある意味貯金用口座としても役割を持たせられますしね。

医療保険

最後に医療保険についてです。

よくCMとかで見るガン保険も、医療保険の一部となります。

これがいらない理由についてみていきます。

ぼくたちはすでに最強の保険に入っている

さて、ぼくたちは実はすでに最強で最高の保険に加入しています。それはなんでしょう??

正解は、健康保険です。

これらがあることで病院で治療を受ける際に安い治療費で済みます。

当たり前のように使っているから実感が無いかもしれないのですが、本来かかる医療費の3割しか払わなくていいのです。3割ですよ!?

まずこの健康保険のカバー範囲がめちゃくちゃ広いんです。

最強の保険である健康保険がカバーできない範囲とは?

最強の保険である健康保険、とはいえすべてをカバーできるわけではないのです。

以下の項目がカバーできない費用となります。

  • 入院時の食事代
  • 入院したことによってかかる雑費や日用品代
  • 差額ベッド代
  • 高度先進医療費

このカバーできない範囲を生命保険(医療保険)で補うという形になるのですが、特に関連性が強いのが高度先進医療費というもの。

高度先進医療の多くはがんの治療方法に当てはまります。

ルリまる
ルリまる
じゃあそれを補うためにガン保険には入っておいた方がいいんだな
つちまる
つちまる
そう決めつける前に、そもそもガンを保険で対策をしておく必要があるかどうかを見極めないといけないよね

ガンの罹患率はどのくらい??

ガンの治療費は健康保険に該当しない場合があるから生命保険で補わないと、と思われるかもしれません。

しかしここで、「自分がガンになるリスク」にお金をかける必要があるかどうか検討する必要があります。

何度も言いますが、生命保険は将来降りかかる自分のリスクにギャンブルをするということ。

この数字を理解せずに加入するとただお金をどぶに捨てるだけになってしまいますよ。

 

国立がん研究センターの研究結果では、男女とも50歳を超えてくると罹患率がかなり上がってきます。

しかし下のグラフの50-54歳の箇所を見てみても、人口10万人に対して女性で500人、男性でそれ以下と言う数字を考えるとかなりの低確率と言えます。

もう少し詳しく見ていくと、年齢別罹患リスクは30歳の男性が60歳になるまでにがん診断される確率は7%、女性なら11%の確率です。

参考データ:https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html 3章-5より

期待値で表すと、30歳の男性が30年後に備えて100万円もらえるガン保険のプランに入ってる場合、期待値はたったの7万円(=100万×7%)、

つまりガン保険で対策するというのは7万円貯金するのと同じと言っても過言ではありません。

要するにがん保険と言うのは、あまりにも期待値が低すぎるギャンブルなのです。

医療保険がいらない理由まとめ

というわけで医療保険が不要な理由についてまとめます。

  • そもそもすでに加入している健康保険でほとんどカバーできている
  • 健康保険で補えない項目として高度先進医療費がある。これに該当する項目の多くがガン治療の方法
  • しかし、そのガンによる罹患率は60-64歳の男性で1%と、かなり低いので保険をかけるには期待値としてかなり安くなる

期待値が低いギャンブルをするくらいなら、自分で貯金した方が堅実ですからね。

ガン保険はガンになった時にしか適応されませんが、貯金は色んな状況に対応できますから。

それでもどうしても保険に入らないと不安、という人には県民共済にしよう

以上の理由から、独身であるうちは生命保険は不要ということになります。

とはいえ、それでもやっぱり不安はぬぐえないんだよ、という人も中に入るかもしれません。

そういう人は、生命保険ではなく県民共済に入る方がオススメです。

掛け捨てなので解約したらお金は一切戻ってきませんが、月々の金額が安いうえにリターンも生命保険と大差無かったりします。

ただし、一部の都道府県では加入できませんが。

生命保険が不要な理由まとめ

というわけで生命保険が不要な理由をそれぞれまとめます。

死亡保険

  • 独身の場合、受取人を立てる必要がないため
  • 事故とかで万が一死んだ時に備えて140万程度貯金しておけば両親・兄弟に金銭的な負担を与えずに済む

養老保険

  • 積み立てる金額に対してリターンが少ない
  • 養老保険でやるよりはややリスクがあるが、積立投資をやった方がリターンが大きい
  • プランによるが今回計算した限りでは、利率4%はあれば養老保険を上回る。投資信託の平均利率が4-6%と考えるとたたき出すのは現実的である

医療保険

  • 既に国民健康保険に加入しているため、そもそもメリットが少ない
  • 健康保険適応外の治療はがん治療によるものが多い。しかしガンの罹患率は実際に低く、期待値としてはかなり低いので普通に貯金しておいた方がお得である

というわけで独身であるうちに生命保険に入るメリットがほぼ無いのです。

ただし結婚して家族が出来たらまた話は変わってくるかもしれませんね。

万が一に備えて死亡保険に加入しておいた方がいい場合もあるでしょう、子供の将来に備えて学資保険が必要になってくるかもしれません。

ルリまる
ルリまる
じゃあ将来の結婚に備えて保険に加入してもいいんじゃないの??
つちまる
つちまる
けど結婚するのは既定路線?多分大半の独身の人は違うよね。将来の不確定的なことにお金をかけるよりも今大事なところにお金をかけたほうが大事だと思うんだ
ルリまる
ルリまる
なるほど、納得だ!結婚してないのに保険入ってる人はただ単に保険会社の養分になってるわけだな
つちまる
つちまる
養分は言い過ぎだけど、、、考え直した方がいいよね