社会人として働いている以上、誰もが一度はこのように考えたことがあるのではないでしょうか。
実際に日本では仕事を辛いものと捉えている人が実に多いです。
数年前にYouTubeのキャッチコピーになった「好きなことで、生きていく」に心を惹かれた社会人は多いはず。
しかしこの「好きなことで、生きていく」は幸せな形なのでしょうか?
そこでこの記事では、“司書”という形で「好きなことで、生きていく」を実現した方にお話を伺ってみました。
ぜひ仕事選び・今後のキャリアを決めるうえでの参考にしてみてください。
Contents
「好きなことで、生きていく」これって幸せなの?
「好きなことで、生きていく」というYouTubeのキャッチコピーは、YouTuberの存在がお茶の間に浸透してきたのに伴い、世間にも広まっていったように思います。
しかしそれを実現するハードルはかなり高く、できている人はかなり少数と言えるでしょう。
実際にキャリアアドバイザーによっては、「好きを仕事にするのは間違い」とアドバイスする人も一定数いるそうです。
とはいえ本当にそうなのかどうかは実現してみないと分からない、というのも正直なところです。
そこでここからは、“司書”という形で自身が好きな読書を仕事にしているライターのヨウヘイさんにお話を伺ってみました。
「好きなことで、生きていく」を実現したヨウヘイさんの紹介
ヨウヘイさんについて簡単に紹介します。
- 職業は司書、現在4年目
- 千葉県在住
- 趣味は散歩、読書、野球観戦
- 公式サイト:コカツニッキ
- Twitter:@librarian__y
ヨウヘイさんの経歴 | |
2013.4 | 某県庁に入庁 補助金・税金関係の業務に従事 |
2017.4 | セブ島留学 |
2017.6 | 司書としてのキャリアスタート |
2021.5 | 司書歴4年目 並行してライターとしても活動中 |
ここからはヨウヘイさんに実際にインタビューした内容を紹介します。
ヨウヘイさんへインタビュー!
今回ヨウヘイさんには、主に以下5つのことを聞いてみました。
- 好きなことを仕事にしてみて幸せですか?
- 司書を目指そうと思ったきっかけ
- 新卒の就職で“司書”は考えなかったのか
- 司書を目指そうと思った理由
- ぶっちゃけ「好きなことを仕事にする」を人に勧める?
それではどうぞ。
Q:好きなことを仕事にしてみて幸せですか?
とりあえず今回のテーマについて、早速伺ってみました。
Q:本を読むようになったのはいつぐらいから?
「好きなことを仕事にしている人」というと、小さいころからそれが大好きで、気が付いたら仕事になっていた、という人を思い浮かべる人もいるでしょう。
そこでヨウヘイさんがいつから読書を好きになったのか聞いてみました。
Q:新卒の就職で“司書”は考えなかったのか
読書を好きになったのは学生時代からとのことでしたが、その時点で読書にハマっていたというヨウヘイさん。
ここでひとつ疑問が浮かんだので聞いてみました。
2012年度の就活事情
2011年3月に起きた東日本大震災により日本経済が沈み、2012年度の時点ではまだ回復には程遠い状態だった。そのため内定率94.4%と2020年度の98.0%に比べると低めの数値である
Q:司書を目指そうと思った理由
新卒就職の時点では「好きなことを仕事に」する気はなかったヨウヘイさん。
安定志向で公務員就職を選んだヨウヘイさんが、転職の際に司書を目指そうと思ったきっかけを聞いてみました。
Q:ぶっちゃけ「好きなことを仕事にする」を人に勧める?
最後に「好きなことを仕事にする」について聞いてみました。
好きなことを仕事にする際の注意点
ヨウヘイさんの場合、好きなことを仕事にしたことで、幸福度が上がったと言っていました。
その一方で行動に移すにあたって、注意すべきポイントも見えてきたのでここでまとめてみます。
- 仕事に関するギャップは確実にある
- 給料が下がるリスクは高いので対策が必要
仕事に関するギャップは確実にある
憧れとしていた仕事であっても、「思っていたのと違う…」というギャップは必ずと言っていいほどあります。
むしろ職業に対する憧れが強いほど、ギャップも強くなるでしょう。
ヨウヘイさんの場合は「思っていた以上に肉体作業が多い」とおっしゃっていました。
憧れの仕事がある人は、過度な理想は持たないように気を付けましょう。
理想をほどほどにしておけば、いざ働いてみたときにギャップが生じても、「まぁこんなものかな」と耐えられるものです。
給料が下がるリスクは高いので対策が必要
「好きなことを仕事に」を実現しやすい仕事は以下のような理由から、安月給であるケースが多いです。
- 市場ニーズが割と低い
- 就職希望者=倍率が高い
そのため仮に就職できたとしても、ギリギリでやりくりしないと生活できない未来が待っているかもしれません。
そこでおすすめしたいのが副業です。
ヨウヘイさんは2021年2月からWebライターとしての活動をはじめ、副業収入を確保する方法で、収入減の対策を取ろうとしていました。
実際にぼくも前職への転職時に年収100万円近く落としたのですが、ブログ・ライター収入があったおかげで不自由なく生活できていた経験があります。
副業に興味がある方はクラウドワークスやランサーズであれば仕事を探しやすいため、まず登録してみると良いでしょう。
自分のキャリアを考えるのに「好きなことで、生きていく」は一つの選択肢
もしあなたに何か好きなことがあって、それを仕事としてやっていく方法があるのであれば、そっちの道に進むのもアリと言えます。
今回インタビューさせていただいたヨウヘイさんは、仕事に対する満足度が高いように感じました。
実際にぼくも「好きなことで、生きていく」を軸に仕事を選んだことはありますが、結構やりがいを持って取り組めていました。
仕事で抱え込むストレスは計り知れないものです。過剰なストレスは散財の元となってしまい、家計を崩壊させてしまいます。
もっとひどくなると鬱になったり、命を落としたりすることもあります。
ぜひ今一度、将来のキャリアについて考える時間を取ってみてはどうでしょうか。