つちまる(@tcdtkhs)です。
最近、とんでもないことをやらかしていたようです。
ぼくのせいでどうやら、住んでいるアパートの下の階の人が引越しを余儀なくされてしまったそうです。
なぜそこまで大ごとを引き起こしてしまったのか??
それは、「このくらいなら自分でも出来る」という過信が引き起こしてしまったものです。
今後の反省も含め、このような事態に至るまでに起こったことについて書いていきます。
Contents
そうだ、水道蛇口を交換しよう!から、すべては始まる
今住んでいるアパートは築25年くらいの、そこそこ古い建物です。
それなりに年期は立っているので中の設備はやや古いものが多いです。
水道蛇口もその一つで、今はレバーの上げ下げで水を出したりできると思いますが、入居した当初はダイヤルをひねって水を出すタイプでした。
レバー式の方が使いやすいし、シャワーついていたほうがシンクの掃除に便利だし、と言うことで交換することにしました。
業者呼ぶの面倒だから自分でやっちゃおう、が引き起こしてしまった
水道蛇口を交換するにあたって、業者さんを呼ばずに一人でやることにしました。
業者さんを呼ぶのが面倒だったことと、あと前職で高圧洗浄機の営業をやっていたこともあって水回り関係はそれなりに何とか出来るだろう、と考えていました。
当時はお客さんに「高圧洗浄機から水漏れしてるから来て―!」と呼ばれたら、水漏れを直しに駆けつけていました。
そんなノリで出来るだろう、と。
去年の11月ごろに購入、一苦労しながらもシールテープをグルングルンに巻き付けて水が漏れないように気を付けて取り付けました。
しかし水道栓に触るのは初めて。初めての人に現実は甘くは無かったです。
水道蛇口取り付けの3か月後、下の階層が雨漏りしてることを聞く
交換した水道蛇口から水漏れしていることを知る
今月に入ってから、普段顔を出さない大家さんが急にやってきました。
聞いてみると「下の階の天井から雨漏りしているから水回りを見せてほしい」と。
で、そのあと業者さんも交えて見てもらったところ、先日交換した水道栓の付け根から水が漏れていて、それが回るに回って下の階の天井から落ちているとのこと。
水道栓の付け根は壁の裏側なので外見からは判断が出来ません。
被害は重大、リフォームはマストで下の階の人は引っ越さないといけないことに
とりあえずその日は水道蛇口を改めてしっかり留めてもらって水漏れは止まりました。
しかし、ぼくが思っている以上に被害は進んでおり、下の階はリフォームをしなければならないくらい水が侵食しており、そのために引越しをしなければいけないそうです。
今後の流れについて
ここからは今後の流れについてです。
まだ確定していないことですが、自分に過失があることは明確です。
損害賠償を払うことになる?
大家さんからは明言されていないのですが、ぼくに支払い請求が来るのはほぼ免れないでしょう。
自分で取り付けた水道栓が水漏れをしてしまい、それで下の階の人が引越しを余儀なくされたのです。
- 下の階の部屋のリフォーム代
- 下の階の人の引っ越し代金建て替え
- 雨漏りによる家財の故障があった場合、それの弁償
大家さんからはこれらを保険で賄うと言ってくれましたが、果たして完全な過失で起きた事故に1銭でも出るのかどうか、というところです。
流石に多額になりそうなので、ダメもとでも保険会社と交渉してみる予定ですが。
なぜここまで被害が大きくなったのか
水道栓を交換したのが去年の11月、そしてそれが原因で雨漏りしていると知ったのが今月に入ってから。
正直ぼくは最初にこの話を聞いて「今更こっちに話し来るの!?」という感想でした。
実際に多少でも雨漏りしていれば早急に大家さんに相談して原因を究明できる時間はあったはずです。
そしてぼくの部屋のキッチンの水道を閉めなおせばここまで被害は大きくならなかったのではないか、と思います。
ぼくが唯一引っかかっているのはこの点で、この辺を客観的に見てどちらに過失があるのか、というのが争点になりそうです。
まあこの点に限って下の階に過失があったとしても、低く見て6割はぼくに非があるのは確かなので支払いは覚悟していますけど。
今回起こした事態の教訓
まだ確定はしているわけではないのですが支払いは覚悟しています。
そんな中で色々と学んだので今後の教訓としていきます。
設備の交換は大家さんに相談をする
もしかしたら常識なのかもしれませんが、賃貸の中の設備を交換する際は基本的に大家さんに相談するべきです。
気になって契約書を確認してみたところ、それと思われるような記述は確かにありました。
「甲の書面による承諾を得ることなく、本物件の増築、移転、改造もしくは模様替えまたは本物件の敷地内における工作物の設置を行うこと」
水道栓の交換は恐らくこの改造にあたるのではないか、と見ています。
契約云々はもちろんそうなのですが、水道蛇口の交換に関しては大家さんによっては管理会社を呼んで無料で対応してくれる場合もあるみたいです。
とはいえ設備交換の相談についても割とあいまいな部分があって、
水道蛇口よりも前に電灯もリモコン式のLEDライトに勝手に交換したのですが、そのことも併せて報告したところ
「ああ、このくらいならみんな勝手にやってるから」という返事でした。
まあ勝手にやってるかどうかにかかわらず、大家さんに何でも相談した方がいいかもしれませんね。
相談することでコミュニケーションを取るきっかけになって、よりよい関係になることもあるでしょうし。
過信は時として事故を招く
自動車運転でよく聞くかもしれませんが、事故は自分の運転能力の過信から起きることが多いと言われています。
幸い今まで自動車事故は起こしたことないのですが、今回これと同じようなことをやらかしました。
「高圧洗浄機扱ってたこともあるし水道栓も何とかなるだろう」水道蛇口に触れたことがないにもかかわらず、この判断が今回の事態を招いてしまいました。
自分で行った結果、水漏れして下の階の人が引越しを余儀なくされるほどの事態に。
水回りは特に気をつけなきゃいけないのに、ちょっとできるからという程度で手を出してはダメですね。
今回の事態のまとめとこれから
今回の事態についてまとめます。
- 水道蛇口を無断で交換するのは契約違反に当たる可能性あり。事前に大家さんに確認を取ること。
- その上、大家さんの伝手で交換費用無料でやってくれるかもしれない
- 水道蛇口を交換した3か月後に下の階がとんでもないことになっていることを知る
- ぶっちゃけ自分の過失なので支払いは免れないだろう
賃貸ってつい自分の家と思い込みがちなんですけど、契約上は他人の家なんです。
住み慣れちゃうとついその感覚を失ってしまうんですけどね。
これからは下の階の人のお引越しとリフォームが始まります。
トータルにすると多額のお金がかかるので、ダメ元承知でも保険会社と交渉して少しでも自己負担金を減らせるようにしていく予定です。
というわけでこれから水道蛇口を交換する方は、ぼくの失敗談を教訓にしていただけたら幸いです。
火災保険が無事に降り、支払いは何とか免れました
2018年10月3日、発覚から半年ほどが経ち、諸々の手続きを済ませたうえで保険が無事適用され、計上された損失金額が大家さんの口座に無事振り込まれました。
そしてぼくが大家さんおよび下の階の住人に損害賠償を支払うことなく済みました。
ちなみに計上された損失金額は、144万円。
あわや節約ブロガーから一転、借金ブロガーになってしまうところでしたww
火災保険は入っておいた方がいい
大家さんの話によると火災保険は入られない方が結構いるそうなのですが、やっぱり入った方がいいです。
いざ自分が事故を起こした時の損失額がでかすぎます。
生命保険は国民健康保険という最強の保険に半強制的に加入させられていますが、火災保険はそれに値するようなものは無いですからね。
保険料も2年間で20,000円程度ですし、それで144万円の損失額から逃れられることを考えると、備えあれば患いなしですよ、本当に。
あ、ちなみに独身世帯で20,000円は払い過ぎています。
一括見積でちゃんと比較検討したうえで加入すれば、2年間で10,000円程度で済みます。
「自分なら大丈夫」という考えが一番危険
ぼくは今回、「自分なら大丈夫だ」という考えで水道蛇口交換を大なった結果、引き起こしてしまいました。
こんな感じで火災保険にまつわるトラブルは自分には無縁と考えられている方は少なくないと思います。
ぼくもとりあえずで加入したくらいで、内心は「まぁお金捨てるようなもんだろう」と思ってました。
しかしふたを開けてみたらこんな事態が起こりました。
↑保険金請求のために実際に記入した示談書。まさか自分が示談書を書く日が来るとは・・・
何気ない生活をしていても、自分がいつ加害者になるか分かりません。ましてや、一切の非が無いのに被害者になっている場合もあります。
事故を起こした際に動くお金は大きいけど国民健康保険みたいに強制的に守られるような仕組みもありません。
自分にどんなことが降りかかっても対処できるように、火災保険には加入しておくことをお勧めします。