毎日自炊で節約、つちまる@tcdtkhsです。
ぼくも含めて節約意識が高い人は自炊をしている方は多いと思います。
男性でも料理する方は多く、ぼくの周りでも料理している人って結構多いですからね。
しかし一方で、あなたの年収によっては自炊が必ずしも節約にならない場合だってあります。
要は、自炊にかかる時間に仕事をして稼げばいい話になっちゃいますから。
https://saving-life-cost.net/setsuyaku_danger/
そこで今回は、ぼくが実際に掛かっている自炊の時間と費用を基に、年収いくら以下の人であれば自炊は節約になるのか算出してみました。
今回の計算では自炊にかかる時間・食材費のみで算出します。
光熱費はいくらかかるのか計算が困難なため、除外としています。
Contents
我が家の夕食代と、それにかかる時間
さて、まずは我が家の夕食にかかっている費用から算出します。
以前の記事ですでに算出していたので、こちらを引用します。
自炊をしたつちまるの夕食代
記事の通り、我が家の夕食はほぼ固定しています。
- ご飯
- 味噌汁
- 生野菜(千切りキャベツ)
- 肉料理
- 納豆
この5点で大体270円くらいです。
自炊にかかる時間
他の人の話をあまり聞いていないのですが、ぼくは周りに比べて自炊にかけている時間はかなり少ないと思います。
理由は、時短家電を使っているから。
時短家電の炊飯器で肉料理も同時調理
肉料理はフライパンでいためたり、ということはしていません。
ここ最近はほぼ毎日タイガーの炊飯器“tacook”を使っています。
これどういうことかというと、お米を炊きながらおかずを一品調理できるんです。
具材を載せたオレンジ色のプラスチックのお皿を炊飯釜の上にはめてスイッチを押せば、お米と一緒におかずが出来てしまうという優れものの家電です。
これで調理時間がかなり短縮されています。
ちなみにtacookのレビューについては、ガシェットブロガーのマクリンさんの記事に寄稿しておりますので、気になる方はぜひこちらをご参照ください。
自炊にかけている時間
ここで自炊にかけている時間を算出していきます。
自炊にかけている時間は、実際に自分が手を動かして作業している時間と定義します。
なので、炊飯器の待ち時間とかは含んでいません。
なお、ここでの時間は全て”だいたい自分が掛かっているであろう時間”という、体内時計を基に決めているので細かいところは突っ込まないでいただけると嬉しいです。
実際にかかる時間 | 1度の調理で出来る食数 | 1食当たりの時間 | |
ご飯 | 1分 | 1食分 | 1分 |
味噌汁 | 10分 | 5食分 | 2分 |
キャベツ千切り | 3分 | 2食分 | 1分30秒 |
お肉料理 | 20秒 | 1食分 | 20秒 |
納豆 | 0秒 | ||
合計 | 4分50秒 |
味噌汁を調理するのにかかる時間は10分ですが、1度に5食分くらい作れるので1食当たりだと2分程度と見ていいでしょう。
合計するとぼくが1食作るのに、5分以内で済んでしまうことが分かりました。
片付けの時間
しかし、自炊というのは面倒なことに食べたものはすべて自分で片づけないといけません。
自炊している人の中には、料理するのは好きだけど片付けがめんどくさいと感じている方は多いのではないでしょうか。
ぼくもそんな一人で、洗い場に置かれた食器の山を見ると毎日へこんでいました。
そんな毎日がイヤだったのでぼくは食器洗浄機まで買ってしまいました。
が、大半の人の家には食洗器というのは無いと思うので、ここでは手洗いで掛かる時間を計算します。
以前に夕食の食器を洗うのにかかる時間を図ったことがあるのですが、その時は4分くらい掛かっていました。
自炊にかかる合計時間
自炊にかかる合計時間は、料理する時間と片付けの時間の合計となります。
つまり、4分50秒(調理の時間)+4分(食器洗いの時間)=8分50秒
この8分50秒を計算式に使います。
自炊をすることで生じる時間給はいくら??
さて、ここで自炊することにより生じる時間給について算出していきます。
<時間給とは>
自分がその収入を得るのに、1時間当たりに稼げる金額。アルバイトの場合であれば分かりやすいのが、時給。
今回は比較対象として540円のコンビニ弁当と仮定して計算をします。
この価格を選んだ理由は、コンビニ弁当ってだいたいそのくらいだと思いますし、外食で安く済ませたとしてもそのくらいの価格にはなると思うからです。
(540-270)×(60分÷8分50秒)=1,833.96円/時間
なんと自炊をすることで時給1800円のアルバイトをするに等しい労働であることが分かりました。
自炊した方がお得な人の年収はいくら??
では今から、自炊した方がお得な人・損な人のボーダーラインを算出していきます。
まず算出するのは労働時間から。
仮定する毎月の労働時間の算出
大半の人は毎日8時間が定時、加えて残業が発生するはずです。月の休みはだいたい8-9日くらいの人が多いでしょう。
今回は平日8時間労働を月22日間働いた人、つまり毎月の労働時間が176時間の会社員と仮定して計算していきます。
自炊した方がお得な人の年収のボーダーライン
というわけで計算していきます。
176時間×1833.96円/時間×12ヶ月=3,873,323円/年
計算してみたところ、年収387万円以下の人は自炊をしないと節約できないという結果となりました。
年収387万円以下の人は自炊しないと節約にならない
まとめ
結論から行くと、年収387万円以下の人は食事は自炊した方が安く済ませられることが分かりました。
反対に、年収がそれ以上の人は外食やコンビニ弁当などで済ませて自炊にかかる時間を仕事に充てたほうが効率がいいことになります。
自炊によって抑えられる支出分以上に稼ぐことが出来るわけですからね。
<年収387万円以下の人>
自炊で抑えられる支出>自身が稼ぐ能力
<年収387万円以上の人>
自身が稼ぐ能力>自炊で抑えられる支出
節約って支出を抑える部分にだけ注目してしまいがちなんですが、節約の目的はあくまで自分が自由に使えるお金を増やすこと。
節約によって抑えるよりもその分以上に確実にお金を稼げるのであれば、無理して頑張って節約する必要は無いんです。
とはいえ、我々低年収のみなさんは自炊した方が効果がある人が多いと思うので、自炊頑張りましょうね。