つちまる@tcdtkhsです。
節約するための手段として「ふるさと納税」というものがありますがつい先日、ふるさと納税の制度が一部変更になることが決まりました。
これによってお得さがだいぶ減ってしまうことになるようです。
「ふるさと納税ってなんだ??」と言う方は、こちらの記事で解説していますのでどうぞ。

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ふるさと納税の制度はどう変わる??
政府が定めた税制法の改定案では、このようにふるさと納税の返礼品について決められました。
① 総務大臣は、次の基準に適合する都道府県等をふるさと納税(特例控除)の対象として指定することとする。
イ 寄附金の募集を適正に実施する都道府県等
ロ イの都道府県等で返礼品を送付する場合には、以下のいずれも満たす都道府県等
(イ)返礼品の返礼割合を3割以下とすること
(ロ)返礼品を地場産品とすること
② ①の基準は総務大臣が定めることとする。
③ 指定は、都道府県等の申出により行うこととする。
④ 総務大臣は、指定をした都道府県等が基準に適合しなくなったと認める場合等には、指定を取り消すことができることとする。
⑤ 総務大臣は指定をし、又は指定を取り消したときは、直ちにその旨を告示しなければならないこととする。
⑥ 基準の制定や改廃、指定や指定の取消しについては、地方財政審議会の意見を聴かなければならないこととする。
⑦ その他所要の措置を講ずる。平成31年度税制改訂大網より引用
要点をまとめると
- 返礼品は寄付金額の3割以内
- 地場産品に限定される
- これらの基準に適合しないと判断された場合は取り消される
という、かなり制約のある制度となってしまいました。
ちなみにこれ、2019年6月1日から施行されることになるそうです。
これまでは返礼品などは各自治体にゆだねられていたので納税者にとってはお得な返礼品を選び放題でしたが、今回の改正案によってお得度が大きく下がってしまいます。
また返礼品が地場産品に限定されることで、家電や航空券、Amazonギフト券なども返礼品として出せなくなることが予想されますね。
そのため選択肢までもかなーり狭まってしまいます。
ふるさと納税の駆け込みをすべき人、しない方がいい人
不幸中の幸いと言うべきでしょうか、ふるさと納税の改正案の施行日は2019年6月1日からとなります。
この記事を書いている4月3日から、約2か月間あります。
この2か月間で駆け込みで納税すべきかどうか?と言うことについてですが、それはあなたの家計状況に寄ります。
駆け込んだ方がいい人は貯蓄が十分にある人だけ
「お得な制度が終わる?早く納税しなきゃ」というあなた、ちょっと待ってください。
今あなたが納税するとして、その後ちゃんとやりくりしていけますか?
駆け込みたくなる気持ちも分かりますが、もしあなたの生活がギリギリなようでしたら駆け込みはやめた方がいいでしょう。
駆け込みで納税した方がお得になる人は、生活資金に余力のある人だけです。
ふるさと納税をまとめて支払って、その後支払いが滞るなんてことになったら元も子もありませんからね。
年収が下がる可能性がある人は要注意!納税可能額が下がる可能性も
あと注意すべきなのは、年収が下がってしまう可能性がある人ですかね。
年収が下がってしまうことで、ふるさと納税に適用される金額も変わってきてしまいます。
6月1日時点では源泉徴収票なんてもらえるはずもなく、これまでの半年間の収入から推測するしかありません。
収入が現状維持、もしくは上がる見込みがあるのであれば昨年度とほぼ同額を納めてもいいと思いますが、下がる恐れがある人が何の考えも無しに納税すると、却って損してしまうこともあり得ます。
納税額を知りたい方は、こちらからどうぞ
ふるさと納税はオワコンというより、今までがボーナスステージだっただけ
さて、こういう風に改正案を眺めてみるとふるさと納税終わったな・・・という感じを受ける人もいるのではないかと思います。
ふるさと納税って言いかえると収める税金の一部で色々ともらえたりしますからねぇ。
けど考えようによっては、逆に言うとまだ納税額の最大3割相当で何かがもらえる、と考えると終わった感じしないと思いませんか??
ふるさと納税が始まったのが2008年、つまり11年以上前までは税金がお米や野菜に変わることすらなかったことを考えると、まだまだお得な制度だと言えるでしょう。
おわりに
ふるさと納税制度が改正され、色々な制約がされてしまうことでお得にならない感は確かにありますが、それでもまだまだ使い用がある制度だと言えます。
最大で納税額の3割が還元されるってことですからねぇ。
5月になると駆け込み納税が一気に来ると思われるので、予算に余裕がある人は早いうちにふるさと納税を済ませておくことをおすすめしますよ。
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