「クレジットカードを作りたいけど、用意しなければならない物はあるの?」と気になっている人は、多いのではないでしょうか。
クレジットカードを作る際は、準備すべきものがあります。事前に準備しておくとスムーズに発行できるので、あらかじめ把握しておきましょう。
本記事では、クレジットカードを作るにあたって必要なものについて解説します。申し込んでからカードが届くまでの流れもわかるように紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
クレジットカードを作るときに必要なものは2つ
クレジットカードを作るときは、以下の2つが必要になります。
- 本人確認書類
- 支払い口座
ひとつずつ見ていきましょう。
1. 本人確認書類
クレジットカードを作る際には、本人確認書類が必要です。本人確認書類が必要な理由はは、不正なクレジットカード作成や詐欺を防ぐためです。
本人確認書類として認められるものは、以下のようなものがあります。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 在留カード(外国人の場合)
- 住民基本台帳カード(写真付き)
- 特別永住者証明書(外国人の場合)
上記の書類は一般的に名前・生年月日・住所・写真などの個人情報を含んでいるので、申込者本人であることを証明できます。また、提出する書類は原則として現物が必要で、有効期限が切れていないことを確認しておきましょう。
2. 支払い口座
クレジットカードを作成する際には、利用料金を自動で引き落とすための支払い口座も必要です。クレジットカード会社は請求月の翌月末もしくは翌々月初に、クレジットカードの利用料金を指定の口座から引き落とします。
引き落とし口座は基本的にクレジットカードを申し込む際に登録することになり、以下の情報が必要です。
- 銀行名
- 支店名
- 口座番号
- 口座名義
口座名義はクレジットカードの申込者本人である必要があります。口座を登録して自動引き落とし設定にしておけば、請求日を忘れて支払いが遅れることを防げます。
ただし、引き落とし口座に必要な金額が十分に入っていない場合、引き落とされずに遅延料が発生することがあります。そのため、引き落とし日までに請求額以上の残高を口座に用意しておかなければなりません。
なお、引き落とし口座を設定せずに毎月手動で支払う方法もあります。ただし、指定された支払い期限を自身で管理しなければならず、間に合わなければ延滞料が発生する点には注意が必要です。
クレジットカードを作るために必要な条件
クレジットカードを作成するための条件は、発行するカード会社やカードの種類によって異なります。参考までに、クレジットカードを作成する一般的な条件は、以下のとおりです。
- 年齢制限
⇒基本的に申込者が18歳以上(一部は20歳以上)とされている - 収入証明
⇒クレジットカードの請求金額を確実に支払う能力があることを証明するため - 信用情報
⇒過去に延滞や債務不履行があった場合、クレジットカードの発行が難しくなる - 本人確認書類
⇒上述を参照 - 居住地
⇒一部のクレジットカード会社では、日本国内に居住していることが条件とされている
なお、カード会社および特定のカードの中には、さらに具体的な条件が設けられることもあります。
具体的な条件については、各カード会社のホームページやカード発行の案内で確認してみてください。
クレジットカードを申し込んでからカードが届くまでの流れ4ステップ
クレジットカードを申し込む際の一般的な流れは、以下の通りです。
- 申し込みたいカードを選び、申し込み画面に進む
- 必要な情報を入力する
- 本人確認書類を提出する
- 審査結果を待つ
基本的にはオンラインで申し込むことになりますが、郵送での申込みも可能です。ひとつずつ見ていきましょう。
1. 申し込みたいカードを選び、申し込み画面に進む
申し込みたいクレジットカードの申込み画面へ進みます。
このとき、事前に本人確認書類や支払い口座がわかる物を用意しておくと、スムーズに手続きができます。
2. 必要な情報を入力する
申込みフォームに必要な情報を入力します。一般的に必要な情報は、以下のとおりです。
- 個人情報
⇒氏名(フルネーム)、生年月日、性別など - 連絡先
⇒電話番号、メールアドレスなど - 住所
- 職業情報
⇒勤務先の名前や業種、職種、雇用形態、勤続年数、年収など。
学生や主婦の場合はその旨を記載 - 家族情報
⇒配偶者の有無、扶養家族の数など - 支払い口座の設定
⇒自動引き落としを行うための銀行口座情報
入力漏れがないことを確認したうえで、次の手順へ進みます。住所や連絡先が誤っていると、カード会社からの重要な書類が届かず、登録手続きが滞ってしまう恐れがあります。間違っていないことを確認しておきましょう。
3. 本人確認書類を提出する
パスポートや運転免許証などの本人確認書類を提出します。オンライン申込みの場合は、書類をスキャンまたは撮影してアップロードします。
オンラインではなく郵送でも送れますが、カード会社へ届くまでに2~3日ほどかかるので、おすすめはしません。
4. 審査結果を待つ
本人確認書類が届いた時点で、登録した情報に基づいてクレジットカード会社による審査が行われます。審査結果は1~2週間程度かかるので、気長に待ちましょう。
5. カードを受け取る
審査に通過すると、登録時に記載した住所にカードが送られます。その後、カードの有効化を行い、パスワードの設定などをしてください。
作ったクレジットカードが届いてからすべきこと
クレジットカードが無事手元に届いたからと言って、安心するのはまだ早いです。そのままクレジットカードで決済を進めてしまうと、思わぬトラブルに見舞われる恐れがあります。
届いたクレジットカードで決済する前に、以下4つのことを行いましょう。
- カードの印字情報が間違っていないかチェックする
- 契約内容を確認する
- カード裏面に自筆でサインする
- カードのWebサービスに登録する
ひとつずつ解説します。
カードの印字情報が間違っていないかチェックする
クレジットカードが届いたら、まずはカードの印字情報が間違っていないか確認しておきましょう。登録時に記載した情報と異なるケースがたまにあります。
印字情報が間違っていると、オンライン決済などでクレジットカードを登録できない恐れがあります。クレジットカードの印字情報が間違っていた場合は、すぐにカード発行会社へ連絡し、再発行してもらいましょう。
契約内容を確認する
クレジットカードが届いたら、契約内容の確認も忘れないようにしてください。申込みから1~2週間ほど経った後にクレジットカードが送られてくるので、登録時点で締結した契約情報を覚えていない人も多いでしょう。
チェックすべき契約内容は、以下のとおりです。
- クレジット枠・キャッシング枠
⇒一定期間(通常は1ヶ月)に利用できる金額の上限がカードごとに設定されている - 手数料
⇒年会費、キャッシング利用手数料、海外利用手数料、遅延損害金など - 利息率(年利)
⇒リボルビング払いや分割払い、キャッシングを利用した際に発生 - 引き落とし日と締め日
- カードの特典
⇒ポイント制度、保険サービス、割引サービスなど、カードに付帯する各種特典やサービス
クレジット枠・キャッシング枠については、クレジットカードのマイページにて変更できます。上限が高かったとしても返済できなければ意味がないので、引き下げておくのもいいでしょう。
また、カードによっては年会費が初年度無料となっていることもあります。2年度以降の年会費についても、このタイミングでチェックしておきましょう。
クレジットカードの契約内容はカードと一緒に送られてくる書類や、カード会社のウェブサイトに詳細に記載されています。
なお、クレジットカード会社は年会費や特典内容などを変更することがあります。変更があった場合はメールや郵送などで通知されるものの、見逃しを防ぐために、定期的に確認しておくことがおすすめです。
カード裏面に自筆でサインする
クレジットカードが届いたら、裏面の署名欄に自筆でサインします。サインする目的は、以下の3つが挙げられます。
- 本人確認
⇒カードが盗まれたとしても、加盟店側がサインを比較して本人かどうかを確認が可能 - カードの有効化
⇒署名がないクレジットカードは店舗によっては決済を拒否されることも - 法的な意味合い
⇒カード会社との契約を遵守する意思を示す証拠になる
カード裏面のサインはつい怠ってしまいがちですが、安全に利用するためには欠かせない工程です。
カードのWebサービスに登録する
クレジットカードが届いたら、カード会社の公式Webサービスに登録しておきましょう。登録しておけばカードの管理や取引明細の確認を、自宅や外出先からいつでも簡単に行えます。
Webサービスの登録手順は、以下のとおりです。
- アカウントを作成する
- メールアドレスの確認
⇒アカウント作成時に登録したメールアドレスに、本人確認のメールが届く。メール内に記載されたURLをクリックすれば完了する - カード情報を登録する
- サービスの利用
- 二段階認証の設定(ある場合):
⇒カード会社によってはWebサービスのID・パスワードに加え、別の認証方法の設定が可能
カード会社のWebサービスを利用することで、クレジットカードの利用状況を簡単に確認および管理ができるようになります。そのため、クレジットカードが届いたら速やかに、Webサービスへ登録しておきましょう。
クレジットカードを作るときは必要なものをあらかじめ用意しておくとスムーズ
クレジットカードを作るときは、本人確認書類と支払い口座が必要になり、作成時にあらかじめ用意しておくとスムーズに手続きを進められます。審査に通過できる条件を満たしていれば、クレジットカードを作ることは決して難しくありません。
登録手続きの際は、本人確認書類の情報が古いものではないことを確認しておきましょう。登録時に入力した情報と本人確認書類に相違があると、クレジットカードを発行できなくなる恐れがあります。
本人確認書類の情報が現時点のものになっていることを確認したうえで、手続きを進めるようにしましょう。