暑い夏の日の車の中って地獄ですよね。
ドアを開けた瞬間にサウナかと思ってしまうくらい、灼熱の空間になっています。
そんな灼熱の世界を冷やしてくれるのが、車の冷房です。
けど、冷房使うと燃費ってどうなるんだろう??と言うのが今回の記事。
実際夏になるとなぜか燃費が悪くなるような感じがしてたんです。
そこで実際に、今回は冷房を全くつけずに運転した場合と冷房を回しつづけた状態で運転をした場合で比べてみました。
参考:http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/temperature/detail2.htm
ちなみに実験結果を先に言ってしまうと、冷房を付けた方が燃費は悪くなります。
そりゃ当然か。
Contents
冷房と燃費の関係を調べる上での条件
今回は燃料満タンにした状態で燃料補給までどのくらい走行し、その距離を補給したガソリン量(ℓ)で割って燃費を算出しました。
- 走行コースは普段過ごすうえで走る道路。通勤とか買い物など。ただし、高速道路は使わない
- 一回目は冷房を一切掛けないで運転
- 二回目は風力2(Max4)、冷房段階真ん中ぐらいにして冷房をつけたままの状態で運転
- ガソリン補給した時点で走行メーターを0にリセット、ガソリン補給までの距離を記録し、その距離を補給したガソリン量で割ることで燃費を算出
と言う条件の下、実際に走って調べてみました。
如何せん自分の今の車が古いので自動的に燃費は算出されないので多少の誤差は出てしまうのですが、まあ大体の数値は出せるので気にしないでいただきたいです。
燃費テスト開始!
一回目:冷房をつけなかった場合
まずは冷房を付けない状態で運転を開始しました。
毎日の通勤(往復15kmくらい)、買い物で少し遠出したりと日常生活とほぼ変わらぬ道を走っていきました。
ガソリン補給直前の走行メーターがこちら
その距離に対して、補給したガソリンはこちら
407.1kmの走行に対して31.1ℓ(小数第二位は四捨五入)
つまりこの時の燃費は13.09km/ℓでした。
二回目:冷房を入れ続けた状態で走行
続いて、ガソリンを補給してからメーターをリセットし、冷房を入れた状態でスタートします。
一回目の時よりも時期は少しずれてしまいますが、走行した道はほぼ同じような場所です。
気になる走行距離はこちら
この距離に対して補給したガソリンの量は
走行距離375.4kmに対して補給したガソリンの量は30.3ℓ、
つまり燃費は12.39km/ℓと言う結果になりました。
結果のまとめ
冷房を付けない場合とつけた場合の結果をまとめます。
冷房無し | 冷房アリ | 差 | |
走行距離 | 407.1km | 375.4km | |
補給ガソリン量 | 31.1ℓ | 30.3ℓ | |
燃費 | 13.1km/ℓ | 12.4km/ℓ | 0.7km/ℓ(+5.6%) |
結論としては、冷房を付けない場合、冷房を付けたときに比べて5%ほど燃費が上がるということが分かりました。
お金に換算すると、ぼくはガソリン代に毎月9,000円くらい掛けているので冷房を切ったまま運転することで毎月450円ほど(9,000×0.05)の節約になります。
冷房をつけるシーズンは6-8月の3か月間と仮定すれば年間で1,350円くらいかな。
冷房を付けるだけで燃費が5%ほど落ち、ガソリン代が上がる
窓を開けることでどれだけ涼しくなるの??
冷房を使うことで燃費が悪くなってしまう、かといって何も手を打たなければ暑さで死んでしまう。
とすると、打つべき対策は窓を開けて風を取り込むくらいしかないでしょう。
で、窓を開けることで車内の熱さはどのくらい和らぐのか、冷房と比べてどのくらい違うのか、気になったので調べてみました。
(この間に車を買い替えました)
冷房を使った場合
まずは冷房を付けた場合の車内温度の変化についてです。
まずはエンジンをかける前の車内温度がこちら。
温度表示が二つありますが、今回は下の温度を記録します。
この時点では35.2℃。曇り空でしたが、十分熱中症になる温度です。
車を走らせること10分ちょっと、いい具合に冷房が効いてきたころにおうちに到着したので温度を測ってみました。
それがこちら。
29.1℃と、だいぶ温度が下がっています。
体感温度も快適で過ごしやすかったです。
窓を開けた場合
続いて冷房を切り窓を開けた場合の温度変化について調べてみました。
車を発進する前の社内の温度はこちら
37.6℃、かなーり暑いですね。
そして運転すること10分ちょい、温度はどうなったのでしょうか?
34.5℃、まだ暑いですがだいぶ温度は下がりました。
温度の変化についてまとめ
というわけで冷房を付けた場合と窓を開けた場合の温度変化についてまとめです。
発進前 | 到着直後 | 温度差 | |
冷房ON | 35.2 | 29.1 | 6.1℃ |
窓を開ける | 37.6 | 34.5 | 3.1℃ |
表のとおり、冷房ONの状態は6.1℃も下げられたのに対し、冷房をつけず窓を開けた時では3.1℃しか下がりませんでした。
やはり冷房は偉大です。実際に体感温度も全然違いました。
しかし、窓を開けるだけでもしっかり温度は下がっており、効果は確実にありました。
冷房はやはり偉大だった。けど、窓から風を取り込むのもかなり効果的である
まとめ
と言うわけでまとめていきます。
- 冷房を付けた場合、付けなかった場合よりも5%ほど燃費が悪くなった。
- この時余分にかかるガソリン代はだいたい毎月450円、シーズン換算(6-8月)にして1,350円
- しかし冷房の冷却効果は当然ながら絶大。10分走らせただけで車内温度を6℃も下げた
- とはいえ窓を開けて風を取り込むのも効果あり。たった10分で3℃もの温度変化が見られた
夏の時期に車に乗るのであれば、出来るだけ風を取り込む方法で対処して、耐えきれなさそうであれば冷房をつける、という感じがいいのかなと思います。
ちなみにCX3の場合、冷房をつけることで停車時のアイドリングストップ機能が使えなくなるので、冷房を使うことで燃費以上にガソリンを食うと思われます。
暑さが影響で身体に以上を感じられた場合は早急に冷房を掛けましょう。
節約よりも健康・命が第一!